それは単に応募先の先生が個人的にどんなひとか知りたいということで電話面接したいというだけのものなのでしょうか。それとも奨学金の受給に関係した面接試験も兼ねた正式なものでしょうか。後者の場合だと電話の相手側には受け入れ先の先生プラス何人かの向こうの大学のスタッフがいて、複数の人から質問があり電話の会話は記録されて審査の資料になると思います(たぶん電話のはじめにそういう説明があるとおもいますが、言われないときでも、会話の前後に小さいプーという音がしてセンテンスが断続的に聞こえるので記録していることは分かります。ちょうど聴力検査みたいな感じでした。)ので、試験ということは意識した方がいいです。
(一定以上の英会話能力がすでに身に付いている方ならば下記の事は無視して下さい。)
ただ英語はかならずしも流暢であることは必要ないとおもいます。下手でもいいのであくまでも聞かれた事を理解してたどたどしくてもいいので適切な答えを答えられるということでOKです。先生からは、これまでの研究についてあなたの提出したCV(論文リスト含む)に沿った質問があると思います(第一著者以外のものも結構ちゃんと読んでます)。あなたのこの論文でこういう手法を使っているけど、これ、あなた自身の手でできますか、こちらの研究にこの方法は何か使えそうですかみたいな。また今こういうプロジェクトを考えているけどあなたならどのような戦略で取り組みますかみたいな事聞かれます。(同席した別のラボのPIがその人の研究に関連した質問して焦ることあります。ごくまれと思いますが。)あとは赴任したらどんな研究テーマをやりたいかとか。
別のスタッフから応募先に関連の深い研究分野に関する相応の基礎知識があるかどうかを問う質問(ごく簡単なこと。いまさらあなたにこんな事聞くのはあれですが一応決まりなので聞きますねみたいな感じ。)も2,3個あるとおもいます。そのため質問をしっかり聞き取れないまま適当な事言うと、えっ、こんな事も知らないのですか?かみたくなって非常にマイナス印象になるので、聞き取れないときは相手が何を聞いているか分かるまで正直に相手に何度でも聞き返して、つまりこういう事を聞いているのですねと、確かめてから答えた方がいいです。(聞き取りでは、特に、耳に慣れいる日本的な英語の読みと、正しい英語での読み方がかなり異なる用語は注意。)
外国語で行われるどんな面接の質問も同様とおもいますが、英会話がぎこちなくても全然構わないのでそうするほうが絶対いいです。 |
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