いくつかの癌細胞で肺塞栓モデルを作成していました。お二方のおっしゃるように細胞のアグリゲーションが一番の問題だと思います。アグりやすい細胞株の場合はシリンジで細胞塊を崩してから注射していました。
手技の面では気休めかもしれませんがゆっくり注射するぐらいでしょう。
emaさんのおっしゃる通り眼窩静脈叢からも静注は可能ですが、眼窩に残った癌細胞が生着・増殖することもありますので私はあまりオススメできません。また、癌細胞では無く骨髄移植の場合ではありますが、尻尾よりも眼窩の方が肺塞栓を起こしやすい印象があります。
過去スレでも話題にありますが、細胞のviabilityは大丈夫でしょうか。DNAやヒストンなど細胞内容物には血液凝固を活性化させるものも多くありますし、アグリゲーションの原因にもなるでしょう。例えば実験の後半で肺塞栓が起きやすいとか、そういった経験があったら気にかけると良いかもしれません。 |
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