MAPキナーゼキナーゼに属するものはたいがいそれで活性化型になるようです。例えばMEK1やMKK3で実施例があります。その残基がリン酸化されていることが確かであって、リン酸化状態とキナーゼ活性(もしくはその結果)の間に常に相関が見られ、かつ、アラニンに置換した場合に不活性化型、アスパラギン酸(もしくはグルタミン酸)に置換した場合に活性化型として振舞うなら、その残基のリン酸化がキナーゼ活性を調節していると言って良いと思います。
ただし、アスパラギン酸に置換して活性化型とならなかったからといって、そうではないとは結論できません。酸性アミノ酸に置換することがリン酸化状態を模倣できるとは限らないからです。
実験に意味があるかと問われれば、その限りにおいて、あります。 |
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