グリセロールストックから起こし直すと発現が低下することがよくあるというのは経験しています。
でも、ラボ中でやってるキナーゼアッセイの基質タンパク質みたいに、ルーチンで頻繁に発現させなきゃいけないような場合には、いちいち形質転換するのもたいへんですよね。
私たちのところでは、きちんと発現が確認できた(後になって分かるのですが)フレッシュカルチャーをグリセロールストックの形で沢山のチューブに分注しておき、ディープフリーザーの一番奥に仕舞っておいてます。発現させるときにはそこからチューブ一本丸ごとを培地に植菌し、いつも決まった時間培養して誘導を掛けるようにしてほぼ問題ありません。シングルクローンを取るわけではないので、駄目になるといってもチューブ一本丸ごとが急に悪くなるわけではないと思ってそうしているのですが、実際に発現が悪くなるのもある時点を境にという感じなので、そうなったら残りを捨てて次のストックを作っています。 |
|