加熱処理後も生存している菌が残存しているか否かは、調整した死菌液の一部を、平板培地に接種して、コロニーが形成されるかどうか観察するだけで検証できますよね(少なくともコロニー形成能が失われているか否かは)。
それに、たとえ殺菌処理が完璧でなかったとしても、たとえば、10^9CFU相当の死菌体の中に、10^3〜10^4 CFU程度の生菌が残存していた(殺菌率 10^-6〜10^-5)としても、ウェルに死菌を10^7 CFU/well相当の濃度で添加するなら、そこに添加される生菌も10^1〜10^2 CFU/well程度になるわけですから、感受性のある抗生物質で増殖を抑えておけば実験結果に致命的な影響があるとは思えません。 |
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