試料の容量が多くないならば、buffer交換は簡易のオープンカラムの脱塩カラム(ゲル濾過)が簡単だしすぐ終わる(10分くらい)のでいいです。蛋白質の出てくる画分はA280でチェックします。量が多ときは、交換したいbufferで担体を洗ってから何回かにわけて繰り返せばいいだけです。アプライするサンプル容量と担体の容量の比率、それとカラムの長さが重要なので説明書でよく確認した方がいいです。試料はできるだけ蛋白質濃度が高くてかつ容量が少ないほどbetterです。欠点は、多少きしゃくされて蛋白質濃度が下がる事ですが、蛋白質濃度が検出できるレベルであるならばとりあえずOKで、どうせあとで希釈するならあんまり問題ないでしょう。
もちろん透析でもいいのですが、すくなくとも5〜6時間オアそれ以上くらいはどうしても必要なので時間かかるし、蛋白質濃度が低いと蛋白質の一部が膜に吸着したりして回収率よくないときあるし、まだクルードなサンプルだとプロテアーゼなども少し心配ですし(内液と外液にインヒビター入れてもいいけど液量が多いので現実的でないし)、酵素とかだと失活したりすることもあるし、外液交換とかが面倒なので。 |
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