>、zygosityという言葉は染色体全体に関して使用する言葉で、ある特定のローカス(ここでは変異部位)について用いるべきではないとの指摘を知り合いから受けました。
その指摘がfalseだと確信します。zygosityはある遺伝因子がhomozygousの状態かheterozygousの状態か(あるいはそれ以外か)ということで、もちろん最もよく使われるシチュエーションは、ある遺伝子のalleleについてでしょう。機能的な遺伝子としてではなくても、たとえばマイクロサテライトのような配列上のバリエーションについてでも使われています。ただし、ゲノム全体のオーバーオールのzygositiyの程度とか、そういうことを論じる時にも使われるので(たいていは何についてのzygosityかをof 〜〜のように書いてあるはずなので間違いようがないですが)、そのお知り合いはそういうことだけで刷り込まれているんじゃないでしょうか(もちろん、どんな場面であっても用語の定義自体が違っているわけではないでしょう)。少なくとも、あなたの用法が間違いだと断言できる根拠はないはずですし、同様に使われている文献は非常にたくさんありますから(狭義には違うんだよとか、オリジナルの定義は違うんだけれど、という程度の話ならまだわかりますが)、それを間違いだと一刀両断にしている時点で、なんかあやしい。 |
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