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サイトカイン刺激実験系の血清濃度について トピック削除
No.888-TOPIC - 2009/07/20 (月) 02:24:24 - カッキー
ヒト線維芽細胞と脂肪組織由来幹細胞を、TGF-βまたはPDGF刺激をして、その際の計時的なmRNAとタンパク発現をReal-time RT-PCRとウェスタンブロット、免疫染色を行う実験系行う予定にしています。
その際の、血清濃度についての相談です。2つの細胞とも、通常では10%FBSのDMEMにて培養しているのですが、サイトカイン刺激をする他の文献をみてみると、

1.サイトカイン刺激をする前日に無血清培地に入れかえる
2.サイトカイン刺激をする前日に低血清培地(0.1-2%)に入れかえる
3.そのまま10%FBS含有培地にて培養し、サイトカイン刺激をする

の3種類があり、どれを選んだらよいものか混乱しています。ちなみに、ヒト線維芽細胞と脂肪組織由来幹細胞の両者とも、無血清培地で培養すると、細胞がだんだん弱ってきて透き通ったかんじ(?)になります。
このような実験系を行った方がおられましたら、どのような血清濃度の培地にいつ交換するのか、と、その理由、論文投稿の際には一番どのような実験系が望ましいのか、といったことについて教えていただけますでしょうか。
(そもそも、10%で培養している影響は、1日くらい無血清で培養したら、消えているものなのでしょうか?しかし低血清では細胞増殖が悪すぎますので・・)
よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.888-5 - 2009/07/24 (金) 18:59:14 - カッキー
ご回答いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.888-4 - 2009/07/22 (水) 02:37:10 - Kazu
IFが高くなれば必然メカニズムも要求されるので、低血清を用いて血清の影響をなるべく抑える実験系が多いのではないでしょうか。しかし、この場合、血清濃度が低くて悪影響がでている可能性をどう評価するのかといった問題があり(例えば飢餓でオートファジーが亢進したり)、一概に低血清のみが真実という訳ではないと個人的には思います。

各群を比較する予備実験を行い、もし血清添加群のみで先生が望むような結果が出て、低血清群では結果がでなかったとしても、現象論としては正く、血清添加で実験続けてもいいと思いますよ。

あとメソッドも適当に書いている論文も多いのでだまされないように気をつけてください。

(無題) 削除/引用
No.888-3 - 2009/07/20 (月) 15:58:27 - カッキー
お返事ありがとうございます。
タイムコースは、最大96時間(3日)です。サイトカイン刺激により分化マーカーの発現をするかどうかを見るのですが、数時間では短すぎるようです。

私が使用している細胞の条件は、まちまちですが、IFの高い論文ではサイトカイン刺激をする前日に低血清培地1%に入れかえるものが多いようです。

ただ、私は臨床系の大学院にいるのですが、基礎系ではなく臨床医が片手間にやったような実験論文を見ると、10%血清存在培地下にサイトカインを添加する、ということをやっており、結果をみると、なぜかコントロール(無添加群)でも分化マーカータンパクの発現がしている、ということが起こっています。(きっと血清の存在でしょうか・・・)

今の段階だと、細胞が死なない数%の低血清存在下で刺激する、というのが現実的な気がします。

(無題) 削除/引用
No.888-2 - 2009/07/20 (月) 10:41:38 - 経験者
経時的というのは数日もありえますか?

数時間のtime courseをみるだけなら、低血清培地を僕なら使用します。

おそらく刺激を入りやすくさせるためだと思いますが、完全にゼロにしてしまうとそれは
完全にartificialなので、無血清は僕ならしないです。弱いと死んじゃいますしね。


もちろん、あなたが使用されている細胞にあった条件が報告としてあがっていないかを探すのが何よりも先決ですが。

サイトカイン刺激実験系の血清濃度について 削除/引用
No.888-1 - 2009/07/20 (月) 02:24:24 - カッキー
ヒト線維芽細胞と脂肪組織由来幹細胞を、TGF-βまたはPDGF刺激をして、その際の計時的なmRNAとタンパク発現をReal-time RT-PCRとウェスタンブロット、免疫染色を行う実験系行う予定にしています。
その際の、血清濃度についての相談です。2つの細胞とも、通常では10%FBSのDMEMにて培養しているのですが、サイトカイン刺激をする他の文献をみてみると、

1.サイトカイン刺激をする前日に無血清培地に入れかえる
2.サイトカイン刺激をする前日に低血清培地(0.1-2%)に入れかえる
3.そのまま10%FBS含有培地にて培養し、サイトカイン刺激をする

の3種類があり、どれを選んだらよいものか混乱しています。ちなみに、ヒト線維芽細胞と脂肪組織由来幹細胞の両者とも、無血清培地で培養すると、細胞がだんだん弱ってきて透き通ったかんじ(?)になります。
このような実験系を行った方がおられましたら、どのような血清濃度の培地にいつ交換するのか、と、その理由、論文投稿の際には一番どのような実験系が望ましいのか、といったことについて教えていただけますでしょうか。
(そもそも、10%で培養している影響は、1日くらい無血清で培養したら、消えているものなのでしょうか?しかし低血清では細胞増殖が悪すぎますので・・)
よろしくお願いいたします。

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