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FITCについて トピック削除
No.864-TOPIC - 2009/07/15 (水) 10:16:27 - kert
生物学初心者です。
タンパクに対してFITC標識を行い、そのタンパクを可視化しようと考えています。そこでかなり基本的な質問なのですが、FITC標識を行ったタンパクはその標識が完了した時点で蛍光顕微鏡でその蛍光が確認できるものなのでしょうか?
というのも1次抗体をFITC標識処理し、抗FITC抗体で2次抗体反応を行うプロトコルを見たことがあります。FITC自体が蛍光を発するならこのような2次抗体反応を行う必要がないように感じました。
基本的な質問で申し訳ありませんがどなたかよろしくお願いいたします。
 
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No.864-6 - 2009/07/21 (火) 21:38:32 - CJ
「消えた」という状態は要するに目で見ても十分な量だけ蛍光色素がなくなってしまった、ということでしょう。仮に蛍光が見えなくなったとしても、まともな蛍光色素がいくらかは残っているはずなので、免疫染色による増感は期待できそうです。ただ、ケースバイケースな感じはします。
完全に蛍光が消えてしまった場合はどの2次抗体を使っても良いでしょうが、蛍光を増感したい場合はFITCやAlexa488などで標識した抗体を使えばよいでしょう。さらに増感したい場合はAPさんのおっしゃるようにABC法やTSA法を使えばよいでしょう。

(無題) 削除/引用
No.864-5 - 2009/07/21 (火) 18:56:51 - kert
お二方ありがとうございました。

>FITC直接標識では強度が足りなくて、増幅系をかませる必要があるときにも抗FITC抗体を使う場合があります。一分子のFITCに対して複数の抗体が反応することが期待できますし、二次抗体を使うことでさらに最終的な標識分子数を上げることが出来ます。

FITCの蛍光が消えてしまっても抗FITC抗体を反応させれば蛍光は再び確認できますか?そのような方法が一般的かはわかりませんが...
AP様がおっしゃている様な方法を用いる場合は何で標識された抗FITC抗体を用いるのが良いのでしょう?

よろしくお願い致します。

(無題) 削除/引用
No.864-4 - 2009/07/15 (水) 21:38:29 - CJ
APさんの発言にほそくしますと
例えばRocheはUTP-fluoresceinを売ってまして、これを混ぜてin vitro転写をするとできたRNAは蛍光を発します。が、こいつを使ってin situ hybridizationをしてもそのままでは細胞は蛍光を発しませんね。ので、抗fluorescein抗体を使って増感をする必要があります。

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No.864-3 - 2009/07/15 (水) 15:24:05 - AP
単純に標識したFITC以外の手段で検出したい時だけでなく、FITC直接標識では強度が足りなくて、増幅系をかませる必要があるときにも抗FITC抗体を使う場合があります。一分子のFITCに対して複数の抗体が反応することが期待できますし、二次抗体を使うことでさらに最終的な標識分子数を上げることが出来ます。酵素抗体法をかませれば軽く2,3桁以上、標識分子数を増幅できるでしょう。

>タンパクはその標識が完了した時点で蛍光顕微鏡でその蛍光が確認できるものなのでしょうか?

標識の強度、標的タンパク質の豊富や集積度、検出系の感度によるとしか。
どんなに微弱な標識でも無制限に検出できる系なら、そりゃモノが存在する限り必ず見えるでしょうけれど。

(無題) 削除/引用
No.864-2 - 2009/07/15 (水) 11:50:21 - TakN
確認できます。
二次抗体を反応させるのは、蛍光以外の別な目的で抗体を反応させる必要がある場合。

FITCについて 削除/引用
No.864-1 - 2009/07/15 (水) 10:16:27 - kert
生物学初心者です。
タンパクに対してFITC標識を行い、そのタンパクを可視化しようと考えています。そこでかなり基本的な質問なのですが、FITC標識を行ったタンパクはその標識が完了した時点で蛍光顕微鏡でその蛍光が確認できるものなのでしょうか?
というのも1次抗体をFITC標識処理し、抗FITC抗体で2次抗体反応を行うプロトコルを見たことがあります。FITC自体が蛍光を発するならこのような2次抗体反応を行う必要がないように感じました。
基本的な質問で申し訳ありませんがどなたかよろしくお願いいたします。

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