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凍結乾燥による影響 トピック削除
No.849-TOPIC - 2009/07/12 (日) 06:46:01 - みるく
あるタンパク質の発現、精製を行っています。
タンパク発現系としては、細胞が培養液中に分泌するタイプで、
培地中に希薄なタンパクが含まれる感じです。

そこで、アプライするサンプルの容量がかなり多いので、ある程度は濃縮してからアプライしたいと考えています。
以前、別の所では限界ろ過を行っていたのですが、現在の所ではその装置がなく、凍結乾燥を取り入れようかと思っているのですが、いかがでしょう?
少量で凍結乾燥前後でウエスタンにより比較したところ、反応性は維持されており、バンドも同サイズでした。

そこで、培養上清を透析し(培地成分を除去するため)、それを凍結乾燥してから、次のカラムのBufferで溶解したものをカラムにアプライする方法を行おうと思います。
もちろん、少量の場合は、この凍結乾燥の過程は入れず、透析後、すぐアプライしているのですが、大量の場合は、凍結乾燥を取り入れることで、一時的に保存もできるかな?と思ったのですが・・。ただ、凍結乾燥により、収量が落ちてしまう心配もしています。

何かアドバイス、ご意見などありましたら、教えていただけますでしょうか。
宜しくお願い致します。
 
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(無題) 削除/引用
No.849-8 - 2009/07/14 (火) 21:59:41 - みるく
いろいろとアドバイスをありがとうございます。
ちなみに、透析外液はトリス-塩酸で、ものはホルモン(抗原)です。
抗体と反応させる必要があるので、立体構造が変化しては困りますが、
ウエスタンブロットでは一応反応したことは確認できましたので、
良いかな〜と思ったのですが、とれる量が少ないので、ロスは少しでも減らしたいです・・。

透析外液は? 削除/引用
No.849-7 - 2009/07/14 (火) 09:36:56 - anshin
凍結乾燥前の透析外液は、揮発性の溶液かDWでしょうか?

塩が入っていたり、揮発しないBuffer系では、凍結乾燥しても残りますので、次のカラムのBufferで溶解しても、同じ組成にはなりません。むしろ、余計な塩も濃縮されてしまいます。

いらぬ心配かもしれませんけど、念のため。。

(無題) 削除/引用
No.849-6 - 2009/07/13 (月) 18:48:08 - 774
ものは酵素ですか?

私の場合、酵素であれば収量低下よりも凍乾⇒再構成による活性低下を気にしますね。

また、タンパクによっては再構成により凝集してしまうものもあるので、予試験を行ない、凍結乾燥時のタンパク量、凍乾する溶液のbuffer組成、再構成時の溶解量、乾燥プログラムなどなど、諸々の条件を一定にするのがよろしいかと。

(無題) 削除/引用
No.849-5 - 2009/07/13 (月) 14:38:48 - cDNA
硫安で沈殿させると、速く楽に濃縮できます。
ただし、次のカラムがイオン交換だと、硫安の濃度を考慮する必要がありますが。

(無題) 削除/引用
No.849-4 - 2009/07/12 (日) 12:48:53 - C
凍結乾燥そのものについては収量低下は心配しなくていいと思います。その前に行う透析の時に膜に吸着したりして回収率が下がる事はしばしばありますが、スモールスケールでやって特に問題ないようなのでこれも心配ないでしょう。活性の維持という点でも他の濃縮法と比べれば凍結乾燥はむしろ優れた方法と思います。

考えられる問題は時間と労力的な問題で、量が多い場合、乾燥までに手間と時間がかかりかなり面倒です。透析外液も大量に使うし交換もする必要もあるかもしれません。またどのくらいのキャパシティーの装置を使われているか分かりませんが、場合によっては、凍結乾燥を何回かにわけてやらないといけないかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.849-3 - 2009/07/12 (日) 07:51:28 - みるく
早速のレス、ありがとうございます。

タンパクとしては、あるホルモンの精製をしており、
目的としては、精製タンパクをELISAの抗原として利用しようと考えています。
活性はあくまでもウエスタンの結果では、劣化していないように思ったのですが・・。

(無題) 削除/引用
No.849-2 - 2009/07/12 (日) 07:10:07 - とおりすがる
この辺はその後の用途やそれぞれのタンパク質にもよるのではないでしょうか。
例えばそれが酵素などならば、凍結乾燥前後で活性は気になるところです。

透析のついでにPEGで濃縮するとかどうでしょうか。

凍結乾燥による影響 削除/引用
No.849-1 - 2009/07/12 (日) 06:46:01 - みるく
あるタンパク質の発現、精製を行っています。
タンパク発現系としては、細胞が培養液中に分泌するタイプで、
培地中に希薄なタンパクが含まれる感じです。

そこで、アプライするサンプルの容量がかなり多いので、ある程度は濃縮してからアプライしたいと考えています。
以前、別の所では限界ろ過を行っていたのですが、現在の所ではその装置がなく、凍結乾燥を取り入れようかと思っているのですが、いかがでしょう?
少量で凍結乾燥前後でウエスタンにより比較したところ、反応性は維持されており、バンドも同サイズでした。

そこで、培養上清を透析し(培地成分を除去するため)、それを凍結乾燥してから、次のカラムのBufferで溶解したものをカラムにアプライする方法を行おうと思います。
もちろん、少量の場合は、この凍結乾燥の過程は入れず、透析後、すぐアプライしているのですが、大量の場合は、凍結乾燥を取り入れることで、一時的に保存もできるかな?と思ったのですが・・。ただ、凍結乾燥により、収量が落ちてしまう心配もしています。

何かアドバイス、ご意見などありましたら、教えていただけますでしょうか。
宜しくお願い致します。

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