シーケンスの条件を変えてみましたが、だめでした。温度だけでなく、いろいろな部分を最適化しなくてはいけないのかも知れませんし、たまたま読めなかったshRNAの配列が強力すぎたのかもしれません。
Design and cloning strategies for constructing shRNA expression
vectors
Glen J McIntyre1,2 and Gregory C Fanning*1,3
の論文になかにあるXhoIで切るというやつですが、使っているベクターがSigmaのMissionのためうまい具合にループの配列がXhoI認識配列を含んでおりましたので試してみました。
結果として片方は読めたのですが、もう片方はshRNAまでは読めませんでした。理由は簡単でSigmaのp.LK0.1ベクターはXhoIサイトをもともと持っており、悪いことにはshRNAの挿入部近傍に1個ありますので、そこで切れてしまったためのようです。ループの配列を変えてp.LK0.1を切断しないか、切断してもshRNAのシーケンスに影響しないような制限酵素認識配列を持たせてやればこの方法はきわめて有用かもしれません。もっともそんなことしなくても読めるものなのかも知れませんが・・・。 |
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