皆様始めまして。
いつも興味深く拝見させていただいております。
現在、あるタンパク質(約40kDa )を大腸菌発現系で封入体に発現させているのですが、封入体を可溶化後に電気泳動に供したところ、目的タンパク質以外に約17-20kDa程のところに濃い夾雑物のバンドが確認されます。この夾雑物について何か情報をお持ちの方がいらっしゃれば、お教えいただければ幸いです。
ちなみに発現系系はpETベクター、BL21(DE3)pLysSを用いております。
細胞破砕は、菌体を一晩冷凍後、DTT、EDTA、PMSFを含むTris緩衝液中に懸濁させ、DNaseを加えて30分氷冷した後にソニケーションしております。遠心分離にて封入体を回収後、DTT、EDTAを含むTris緩衝液で2度し、最後に尿素を含む緩衝液(洗浄と同じ)に可溶化させております。
次の目標は、封入体から巻き戻して活性型のタンパク質を得ることなんですが、効率が異常に悪いので(もともと文献などでもあまり巻き戻らないタンパク質なのですが)この夾雑物が何か悪さしているのではと疑っており質問させていただいた次第です。(ちなみに種々の巻き戻し法や薬品添加は一通り試しました・・・)どうぞよろしくお願いします! |
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