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スキムミルクでブロッキング トピック削除
No.831-TOPIC - 2009/07/09 (木) 12:40:47 - sin
いつも大変お世話になっております。

細胞の免疫蛍光染色をする際のスキムミルクで、お勧めのものがあれば教えていただければと思います。

現在私はセラミックスの基材の上に細胞を播種し、免疫染色をしたのち、
蛍光顕微鏡でアクチンやビンキュリンを観察しています。
しかしこの基板は物質を吸着する能力が非常に高く、抗体を非特異的に吸着してしまい、
結果として蛍光のバックグラウンドがきつくなってしまいます。
ブロッキング剤としてはBSAを使用していますが、
BSA溶液に一晩漬け込んでもバックグラウンド蛍光が衰えません。

そこでBSAではなく、もっといろいろなタンパク質等々を含んでいるスキムミルクを使用すれば、
抗体の基板への吸着を抑えることができるのではと考えています。

そこでお願いなのですが、免疫染色に使用できるお勧めのスキムミルクがありましたら、お教え頂けると幸いです。
 
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(無題) 削除/引用
No.831-14 - 2009/07/13 (月) 21:13:03 - sin
>ats様
ありがとうございます。
サンプルがいただけるのはありがたいです。
検討リストに入れさせていただきます。

合成高分子系ブロッキング剤 削除/引用
No.831-13 - 2009/07/12 (日) 22:58:18 - ats
日油(旧日本油脂)の合成高分子系(ブロックコポリマー)のN101やN102はいかがですか。
抗体(抗原?)との相性はありますが、ウェスタンブロッティングにも使えます。
http://www.nof.co.jp/business/life/shindan/assei/con01.html
特殊な実験の場合、事情を説明すると開発中の物も含めサンプルをもらえますよ。

(無題) 削除/引用
No.831-12 - 2009/07/10 (金) 14:30:50 - sin
皆様、たくさんの情報とご意見をありがとうございます。
大変参考になります。

>ema様
ありがとうございます。
確かにサンプルがもらえるようです。
とりあえずこれを試してみるのがよさそうですね。
さっそく申し込みます。

>AP様
ありがとうございます。
なるほど。ミルクはコロイドですもんね。
ロシュのブロッキング剤は、う様もお勧めされてましたね。
選択肢に入れておこうと思います。

>C様
ありがとうございます。
血清という手もあるのですね。
そういえばFBSがあまってる・・・と思ったのですが、
使用している抗体がウシを認識するらしいのでまずいですね・・。

>NK様
ありがとうございます。
確かに、抗体を吸着するなら抗体でブロッキングすればいいわけですね。
Fcが固相に吸着しやすいというのは初めて聞きました。
大変参考になります。

>TS様
ありがとうございます。
うまくやればスキムミルクでもいけるんですね。
できれば、ご使用のスキムミルクの製品名を教えていただけたらと思います。

>CJ様
ありがとうございます。
RocheのBlocking Reagentが人気があるみたいですね・・・。
値段が高いように思いましたが、説明書を参照したところ1%でいいんですね。
検討させていただきます。

(無題) 削除/引用
No.831-11 - 2009/07/09 (木) 21:19:06 - CJ
私も正常血清や未標識抗体がベストだと思います。
なお、RocheのBlocking Reagentsもin situ hybridizationで常用していますが、正常血清と遜色ない感じでよいです。

もったいないし 削除/引用
No.831-10 - 2009/07/09 (木) 20:16:43 - TS
たしかに市販のブロッキング剤や二次抗体種の血清が無難かな、とは思います。
が、わたしは、けっこう5〜3%のスキムミルクも使いますね。Immunoblottingと同じような感覚で。蛍光免疫染色しかしませんが、特にカゼイン粒子が検出の邪魔をする、ということはありませんでした。
経験例まで。

(無題) 削除/引用
No.831-9 - 2009/07/09 (木) 19:34:36 - NK
抗体を強く吸着するのなら、非標識の抗体(低い純度で十分)でブロックするのが理屈ですね。量はあまり要らないでしょうから、コストの心配はあまりないでしょうし。後、Fcは固相にぺたぺた結合するので、標識抗体にFabか、Fab2を使うと、多少は改善するかもしれません。それと、一次、二次抗体とのincubationの時間は最短で、ブロックはある程度長く、思いつくのはこれくらいかな。

(無題) 削除/引用
No.831-8 - 2009/07/09 (木) 19:13:28 - C
使用している標識2次抗体の動物種と同じ動物種の血清を使ってます。BSAよりはきれいです。

(無題) 削除/引用
No.831-7 - 2009/07/09 (木) 16:33:36 - ema
human組織の免染ですが、これです。
サンプルによってはだめなものもありますが。

(無題) 削除/引用
No.831-6 - 2009/07/09 (木) 14:53:20 - AP
>[Re:4] emaさんは書きました :
> うちはこれをつかってます。
> まだサンプル貰えるような。

確認させてください。
それは免疫染色でということでしょうか。そういう用途も可なんですか。

(無題) 削除/引用
No.831-5 - 2009/07/09 (木) 14:45:55 - AP
ブロットならともかく、顕微鏡レベルの観察をする免疫染色でスキムミルクはいかがなものでしょう。スキムミルクの溶液を顕微鏡でみると、かなりの粒子状の物質が、溶解ではなくコロイド様に懸濁された状態で、免疫染色にはうまくないと思うんですよね。

他の人が挙げている、ロシュのBlocking ReagentはDIGシステム用に開発された、精製ミルクカゼインです。これは、ちゃんと説明書に従って溶解すると粒子を生じないのでISHや免疫染色で使えないことないです(というか使ったことがあります)。50 g単位で販売されていて、それでも結構使いではあるのですが、高いと感じるかもしれません。一般試薬として精製カゼインはもっと安く売られているので、それで代用できるかもしれません(というか、DIGのメンブレンハイブリで、そうしている人もいる)。

ブロックエース 削除/引用
No.831-4 - 2009/07/09 (木) 13:46:44 - ema
うちはこれをつかってます。
まだサンプル貰えるような。

(無題) 削除/引用
No.831-3 - 2009/07/09 (木) 13:27:30 - sin
>う様

ありがとうございます。
市販のブロッキング剤が、やはりベストなんですかね・・・。
一応視野には入れているのですが、なにぶん高価ですので、
スキムミルクでダメなら市販剤を試してみよう、というところです。

(無題) 削除/引用
No.831-2 - 2009/07/09 (木) 13:03:41 - う
私は個人的にスキムミルクが嫌いなので、違うのをあげときます。

スキムミルクではないですが、ロシュのBlocking Reagentというのがあります。
これは見た目がスキムミルクのようなものです。
どういうものか詳しくは説明書に書いてありませんがなかなかいいと思いました。

これはマレイン酸バファーで溶かさないと(説明書参照)固まってしまいますが(オートクレーブ等熱をかけて溶かす)、以前は免疫染色で使っていました。

washなどには当時、マレイン酸のバッファー(取扱説明書参照)でやったり、PBS、TBS系のバッファーでもやっていましたので、共存できるかと思います。
http://roche-biochem.jp/catalog/index.php/product_3.6.12.4.24.1.html

あとは、こんなのを使おうと検討していました。
使ったことはありません。
http://www.activemotif.com/catalog/455/maxblock-blocking-medium.html

スキムミルクでブロッキング 削除/引用
No.831-1 - 2009/07/09 (木) 12:40:47 - sin
いつも大変お世話になっております。

細胞の免疫蛍光染色をする際のスキムミルクで、お勧めのものがあれば教えていただければと思います。

現在私はセラミックスの基材の上に細胞を播種し、免疫染色をしたのち、
蛍光顕微鏡でアクチンやビンキュリンを観察しています。
しかしこの基板は物質を吸着する能力が非常に高く、抗体を非特異的に吸着してしまい、
結果として蛍光のバックグラウンドがきつくなってしまいます。
ブロッキング剤としてはBSAを使用していますが、
BSA溶液に一晩漬け込んでもバックグラウンド蛍光が衰えません。

そこでBSAではなく、もっといろいろなタンパク質等々を含んでいるスキムミルクを使用すれば、
抗体の基板への吸着を抑えることができるのではと考えています。

そこでお願いなのですが、免疫染色に使用できるお勧めのスキムミルクがありましたら、お教え頂けると幸いです。

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