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極小生検体の凍結切片 トピック削除
No.802-TOPIC - 2009/07/04 (土) 00:39:05 - はじめ
術中迅速検査で、極小検体を確実に標本として仕上げるにあたり、
注意すべき点や工夫があれば教えてください。

以前、術中迅速検査で、極小検体を扱った際に検体の色が白かったこともあり、OTCコンパウンドと同化してしまい薄切時に検体を見失ってしまいました。
また、このようなことを踏まえて包埋前にヘマトキシリンで検体を色づけしたところ、結果的に氷晶ができて切片がとれませんでした。
なにかいい案はありますでしょうか。
 
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No.802-9 - 2009/07/05 (日) 16:05:54 - AP
小さければ見失いやすいし、包埋中にオリエンテーションをつけることも困難ですから、扱いやすい大きさの組織にあらかじめembedしておくと楽です。周りが関係ない組織で覆われていれば、見たいものが物理的破損から保護されます。

他のものに埋め込んでも切片にすれば目的の組織面は普通に出ますから(でしょう?)その点は問題ないです。例えてみれば、ランゲルハンス島だけ切片にしようとすると難しいけれど、そうしなくても膵臓実質ごと切って顕微鏡でみればいいという話です。包埋用に使った組織からの拡散性、液性の物質で汚染される可能性はありますが、HE染色で見るくらいなら問題ないと思います。
生レバー(あるいは固定したレバー)が気持ち悪いなら魚肉ソーセージとか(やったことはないです。ただの思いつき)ほどよい硬さや弾力を備えたタンパク質のかたまりをいろいろ試してみるとか(パラフィン切片でしたが、豆腐をつかってオリエンテーションをつけたことがあります。凍結だと水が多すぎてだめでしょうけれど)

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No.802-8 - 2009/07/05 (日) 06:55:44 - はじめ
atsさん

なるほど!粉末を使う・・・考えもしなかった!!
日ごろ溶媒に溶けている染色液ばかりを使っているものですから粉末という発想がありませんでした。有難うございました。
染色液について自分でも思案して実験してみようと思います。


まだまだ意見募集中です。違った視点からのアドバイス、大変参考になります。

(無題) 削除/引用
No.802-7 - 2009/07/05 (日) 00:33:41 - ats
Blue Dextranも良いかも。高分子ですが水溶性はよいです(粉末で販売されています)。

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No.802-6 - 2009/07/05 (日) 00:31:37 - ats
phenolredは培養細胞用培地に添加されていますし、(少なくとも生きている)細胞を染めません(と思いますが、濃度次第かも)。元は粉末で、EtOH(DMSO?)でかなり濃い液を作製できたと思いますので、OTCに混ぜやすいかなと思いました。また固定後も容易に洗い流せるでしょう。どちらにしろ、大した根拠はないです。

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No.802-5 - 2009/07/04 (土) 23:37:50 - はじめ
早急なアドバイス、有難うございます。

CJさん
大変参考になります。
そうすると面出し(荒削り)から本削りと同程度の厚みで行うとうことになりますよね。面だしの段階でゴリっとやって検体を切り飛ばすことの防止にもなりますね。


APさん
その方法は初耳です。埋め込むというのはピンセットなどで押し込むということでしょうか・・・。実際にはコンタミとなって診断に差支えがでる可能性が大きく、病理ではほかの組織に埋め込むことはできないと思うのですが、『何かに埋め込む』という方法は興味深いです。APさんはその方法で行った際に、きちんとターゲットの組織が差し支えがなく得られましたか?

また、小さいるいはやわらかくて扱いにくい組織の周りに切りやすい組織があると、扱いにくい組織もちゃんととれる理由を教えていただけると幸いです。何分未熟なもので・・・すみません。


astさん
OCTコンパウンド自体に色をつけるという案については私も検討中です。
水溶性染色液だと固まりにくくなったり、氷晶ができて切片が取れないのではないか・・・また溶媒がアルコールだと組織が硬化・変性してしまわないか・・・などと悶々と考えており前に進んでいません。実際に試してみればいいのですが、未だ着手できておりません。
フェノール赤を使ってみてはどうかというアドバイスをいただきましたが、その染色液を選ばれた理由を参考までに教えていただければ幸いです。


まだまだアドバイスを募集しています。皆さんの意見を聞かせてください。
よろしくお願いいたします。

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No.802-4 - 2009/07/04 (土) 16:58:59 - ats
ド素人の考えですが、OTCコンパウンドに着色できませんか?
phenolredとか???

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No.802-3 - 2009/07/04 (土) 12:05:40 - AP
病理検査に適当な方法かどうかわかりませんが、
微小な検体、やわらかくて扱いにくい検体などは、扱いやすく切りやすい組織片、たとえば肝臓に埋め込んで凍結切片にするという方法もあります。OTCがまだなかったころ、組織を直接凍結して薄片にしていた時代には、包埋剤の代わりに、肉屋で買ってきたレバーを使っていたなんて話を古老(?)から聞きました。

(無題) 削除/引用
No.802-2 - 2009/07/04 (土) 01:30:38 - CJ
迅速検査はしたことないですが、1mm角くらいの組織は良く切っていました。
コツとしては、型にOCTと試料を入れて、ピンセットで試料をきちんと型の底に接するように置くことです。こうしておけば、切りはじめてからすぐに試料の入った切片を得ることができます。
もしうまく底に試料が入らなかった場合、本番用スライドグラスのほかにチェック用のスライドグラスを用意して、切片が観察されるまでチェック用スライドグラスにOCT切片を張り続けることです。チェック用の顕微鏡があるとさらに良いです。

極小生検体の凍結切片 削除/引用
No.802-1 - 2009/07/04 (土) 00:39:05 - はじめ
術中迅速検査で、極小検体を確実に標本として仕上げるにあたり、
注意すべき点や工夫があれば教えてください。

以前、術中迅速検査で、極小検体を扱った際に検体の色が白かったこともあり、OTCコンパウンドと同化してしまい薄切時に検体を見失ってしまいました。
また、このようなことを踏まえて包埋前にヘマトキシリンで検体を色づけしたところ、結果的に氷晶ができて切片がとれませんでした。
なにかいい案はありますでしょうか。

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