TBARS法ですよね。
サンプルに血清を用いたプロトコルです。
1)血清10uLをサンプルとして、2ml 1N H2SO4を加え、素早くボルテックス、5min静置、0.5ml 10%リンタングステン酸を加え激しくボルテックス、遠心3000rpm/10min、デカント
2)1ml 1N H2SO4、0.2ml 10% リンタングステン酸を加えて、ペレットが完全に溶けるまでボルテックス、遠心3000rpm/10min、デカント
3)溶液をペーパータオルでよくきり、DW(蒸留したイオン交換水)を2ml加え、素早くボルテックス、0.5mlのTBA試薬を加えてよく混合。
(溶液をよくきり、正確にDDWとTBAを加えます)
スタンダードとして50uLの1,1,3,3-テトラエトキシプロパン 5nmol/mlを使い、これにDW 2mlを加えて、0.5mlのTBAを加える。
BlankはDWを50uL加える
4)なべに水を入れ、95℃くらいまで水を沸騰させ、沸騰したら火を弱火にし、試験管を入れて、試験管の上にビーズをのせてなべにふたをする
5)60min incubation
6)トレイに氷と水を加えて試験管を急冷、5min
7)3000rpm/10min
8)上清をとり、553nmで蛍光強度を測定
標準液は定量的にマロンジアルデヒドを与える1,1,3,3-テトラエトキシプロパン 5nmol/mlの水溶液ですので、標準操作法ではサンプルとスタンダードの採取量が異なるので補正します。
1,1,3,3-テトラエトキシプロパン 5nmol/mlは以下の計算式により過酸化脂質濃度として21nmol/mlとなります。
5*0.1*1.0/0.05*1.05/0.5=21
いかがでしょう。 |
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