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染色体の観察 トピック削除
No.783-TOPIC - 2009/07/01 (水) 23:58:46 - KeKe
 私は研究室で、Molt-4/HTLVVBという細胞の染色体を観察する実験をしているのですが、どうしても実験がうまくいかないので質問させていただきます。

 染色体を観察する際の前処理(スライドグラス展開まで)として、

1.細胞を培養
2.コルセミド処理
3.低張処理
4.固定

という操作を行います。実際には3と4の操作の間に半固定といって、低張液に細胞が沈殿している状態でカルノア固定液を少量加え、遠心する操作があります。私が調べた結果では、この操作で遠心したあと、細胞はチューブの底に沈殿するそうなのですが何故か私が操作を行うとチューブの上から、
低張液→白層(細胞層?)→カルノア固定液
の三層となってしまいます。このまま操作を続け、スライドグラスに展開して観察しても、固定液が100%でないからなのか、細胞が破壊されているからなのか、細胞の何だかわからないような雑多物や固定液の結晶のようなもので、観察どころではなく染色体は見つかりません。
他のサイトでも質問し、ピペッティング不足ではないかと助言をいただいたので試してみましたが効果はありませんでした。

この件について自分なりに考察してみたのですがどうでしょうか?
1.Molt-4/HTLVVBは比較的大きな細胞なので、低張処理の際に低張液をたくさん細胞内に取り込むので、遠心してもチューブの底に沈殿しない(カルノア固定液よりも重くなる)
2.低張処理が過剰(現 0.075 M KCl、37℃,10分)、または液を加え混合する際のピペッティングによる細胞膜の破壊

乱文で申し訳ありませんが、皆様のお力をお貸しください。
 
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11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.783-11 - 2009/07/07 (火) 15:14:34 - w
教えてgooにもちゃんとお礼を書き込みなさいよ。

(無題) 削除/引用
No.783-10 - 2009/07/06 (月) 17:53:34 - KeKe
やはり、メタノールがおかしかったみたいです。エタノールで実験したらうまくいきました。お騒がせしました。

(無題) 削除/引用
No.783-9 - 2009/07/04 (土) 10:12:07 - AP
>もしかしたら、うちの研究室のメタノールがおかしいのかもしれません・・

あきらかにおかしいですね。アルコールでも炭素数の多いもの(いわゆる高級アルコール)だと水と混じりません。炭素3つのプロパノール、4つのブタノールあたりから条件によって水層と分離しますが、エタノール、メタノールなら自由に混じるはずです。
結論、メタノールだと思って使っているものはメタノールではないです。それでもビンにメタノールとラベルがついているなら、ラボとして気持ち悪いことです。

買い直したもの、未開封品でしっかりラベルを確認してやり直して見ましょう。メタノールをエタノールに変えても効果はほとんど代わりませんから(カルノア原法はエタノールベース)、エタノールで試してみてもいいでしょう。

(無題) 削除/引用
No.783-8 - 2009/07/03 (金) 17:22:12 - 通り
>ピペッティング不足ではないかと助言をいただいたので試してみましたが効果はありませんでした。

ピペッティングした後も、3層に分離するんですか?
あり得ないと思うけど。

(無題) 削除/引用
No.783-7 - 2009/07/03 (金) 17:20:47 - は?
>メタノールと水は混合しても分離するみたいです・・

そんなことはない。

ボルテックスするといっても、下手がすると液層は混ざらずにただ回転しているだけってことがある。ちゃんと目で確認しなきゃ。

(無題) 削除/引用
No.783-6 - 2009/07/03 (金) 16:11:25 - qq
>です。さきほどメタノールと水をチューブにいれ、ボルテしてみましたが一瞬混ざっ
フタをして、反転混和しなさいね。

(無題) 削除/引用
No.783-5 - 2009/07/03 (金) 16:06:16 - KeKe
>himawari様
これから何回かカルノア液でためして、それでもだめならカルノア液以外での固定液で操作を行ってみます。

(無題) 削除/引用
No.783-4 - 2009/07/03 (金) 16:02:57 - KeKe
>AP様
使用したカルノア固定液は
メタノール:酢酸=3:1
です。さきほどメタノールと水をチューブにいれ、ボルテしてみましたが一瞬混ざったと思いきやすぐに分離しました。メタノールと水は混合しても分離するみたいです・・
もしかしたら、うちの研究室のメタノールがおかしいのかもしれません・・

(無題) 削除/引用
No.783-3 - 2009/07/02 (木) 22:20:05 - himawari
染色体を観察するのにはいろいろなプロトコルがあります。
低張処理とカルノア固定は面倒くさいのでこれにこだわる必要はないと思います。

1) PBS(-)でwash x2
2) 凝集しているMOLT-4を単一細胞に
3) アセトン/メタノール/PBS(-)=0.01% TX in 60/10/30で30秒固定/透過処理
4) スライドグラスに適当に乗せて風乾

じゃだめですか?

(無題) 削除/引用
No.783-2 - 2009/07/02 (木) 20:01:15 - AP
カルノアが水と混じらないで相分離するというのはちょっと信じられません。エタノールまたはメタノールと酢酸ですから。少量のクロロフォルムが入ったレシピかもしれませんが、それでも相分離するほどのことでもないと思います。溶液調製がなにか間違っている可能性は?

染色体の観察 削除/引用
No.783-1 - 2009/07/01 (水) 23:58:46 - KeKe
 私は研究室で、Molt-4/HTLVVBという細胞の染色体を観察する実験をしているのですが、どうしても実験がうまくいかないので質問させていただきます。

 染色体を観察する際の前処理(スライドグラス展開まで)として、

1.細胞を培養
2.コルセミド処理
3.低張処理
4.固定

という操作を行います。実際には3と4の操作の間に半固定といって、低張液に細胞が沈殿している状態でカルノア固定液を少量加え、遠心する操作があります。私が調べた結果では、この操作で遠心したあと、細胞はチューブの底に沈殿するそうなのですが何故か私が操作を行うとチューブの上から、
低張液→白層(細胞層?)→カルノア固定液
の三層となってしまいます。このまま操作を続け、スライドグラスに展開して観察しても、固定液が100%でないからなのか、細胞が破壊されているからなのか、細胞の何だかわからないような雑多物や固定液の結晶のようなもので、観察どころではなく染色体は見つかりません。
他のサイトでも質問し、ピペッティング不足ではないかと助言をいただいたので試してみましたが効果はありませんでした。

この件について自分なりに考察してみたのですがどうでしょうか?
1.Molt-4/HTLVVBは比較的大きな細胞なので、低張処理の際に低張液をたくさん細胞内に取り込むので、遠心してもチューブの底に沈殿しない(カルノア固定液よりも重くなる)
2.低張処理が過剰(現 0.075 M KCl、37℃,10分)、または液を加え混合する際のピペッティングによる細胞膜の破壊

乱文で申し訳ありませんが、皆様のお力をお貸しください。

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