揚げ足をとるようで悪いですが、
「過剰発現株」
「内在性のもの」
過剰という言葉は、内在性のものより過剰という意味みたいなので、
これらのものから調整したサンプルを同じタンパク量、ウエスタンに使うなら
内在性のものを検出しづらいのは当たり前。
では、内在性の方を10倍量、100倍量(流せるか?)ウエスタンすればいいか?
それはどうだろうか。
「立体構造」
IPのようにNativeな形のタンパク質に抗体を使った場合、
抗原がタンパク質の内側に折り畳まれていれば、認識できない。
だが、ウエスタンではDenatureするので認識されるかもしれない、
だが、上記の理由で検出できない、とか。
「タンパク質の修飾」
そんなもん、自分が使った抗原のタンパク質について知っているでしょうから
(全くの新規のものでも配列から)、どうだかすぐわかるでしょう?
ウエスタンのサンプルバッファーで解離しないものは、普通に考えて「共有結合」くらいのもの。
(特殊なタンパク質の強固な結合を言う前にまだ他の可能性を考える方が建設的かと、
特殊なものに「逃げたら」そこで思考停止) |
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