気になってCO2あるいはHCO3-は細胞の生存に必須なのかについてあい間あいまに調べているのですが、あるのはバッファーアクションについての解説がメインですね。でも、その中で古いものながら一つ見つけました。
Itagaki A, Kimura G. Exp Cell Res. 83,351-61, 1974
PubMedにabstr.がないので簡単に抜き出してみますと、メディウムのbufferはNaHCO3からHepes, Tesに置き換えられる。しかし、フラスコのキャップは閉めておくか、開けてでCO2インキュベーターに入れておくかする必要があり、キャップを開けてオープンエアーの37℃におく細胞は育たない、とあります。このことからCO2は必要であるけど、細胞自身が産生するCO2だけでもクローズドなフラスコなら(高密度培養の時は)不足はないということのようです。
L-15培地で飼うときはキャップは閉めるものなのですか?そうだとして、開けるとどうなるのでしょう?
ではどういう理由でCO2が必要なのか?、はいまだ見つけられません・・・私が書いてしまった(そう習った)イオン交換ポンプ説は果たして本当なのでしょうか? |
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