以前TT2を使用していましたが、
100%毛色みたいなのはあまりいなくて、
70%〜100%くらいで高率にgermlineに乗るキメラが得られていました。
30%くらいでもGermlineに乗っていた経験があります。
他のES細胞株でも同じだと思うのですが、
継代数を重ねると、高率キメラが得られにくい傾向にあるようです。
また、ストックを作製したロットによっても違いがありました。
その場合は、ストックを作製しなおすが、
継代数の若いロットを分与してもらうことをお勧めします。
negative selection(DT-A)に関しては、
キメラマウス作製への影響はおそらくないと考えています。
targetingされたES細胞には導入されていないはずですので。
HSV-tkの導入は、生殖細胞に有毒で雄性不妊を生じるとどこかで読んだ気がしますが。(出典忘れました)
実際、DT-A,HSV-tk,どちらも使用してますが、どちらを使用した場合でも、targetingされたES細胞を用いてキメラマウスが得られています。
好みで使い分ければ良いのではないでしょうか。 |
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