ある遺伝子に変異を導入したノックインマウスを作りました。ESのバックグラウンドはCBA x B6です。現在、バッククロス8回を終えたところです。だいたいバッククロス8回でほぼコンジェニックと言ってよいと聞いていたので(この辺り誤りでしたらすみません)、次のようなことを考えています。
(1)今後、変異をホモでもつマウス(♂・♀)を選別してそれらだけを残し、それらを交配してホモ変異マウスのラインを継代していく。
(2)ヘテロが必要になったときだけB6を購入し交配してヘテロを得る。
一応各世代でgenotypingしようとは思いますが、これまではB6との交配後にWTホモと変異ヘテロの選別に神経質になっていたのから解放されると思っています。また、常に若いB6♀を準備する必要がなくなるのが楽でよいなーと思っています。
バッククロスは回数が多いほどよいというのはわかりますが、飼育スペースやB6の購入費用や手間の問題から、上記の方法に移っていっても問題ないでしょうか? 考えられる弊害があればお教えください。ちなみに、変異ホモでも寿命や生殖能力に目立った違いはなさそうです。 |
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