>[Re:12] 泳動100年さんは書きました :
> おおさんの書いておられる、
> 「Glycineは濃縮ゲルでのpH(6.8)で電荷の総和が0になりスタック
> するそうです。」
> という点ですが、以前、このフォーラムでも取り上げられたように、確かに生化学の本にはそう書いてありますが、濃縮ゲルのpHを分離ゲルと同じ、pH8.8にしても、なんの問題もなく濃縮されます。ですから、この理屈は、事実ではない、あるいは、事実ではあっても、濃縮には必要ないのではと思います。
確かに最近のインビトロジェンのシステムにしても、
ネイティブのバッファー系にしても、スタッキングのバッファー組成は
単に分離ゲルのバッファーを薄くしたものだったりします。
えいどうの速度を早くすることが、スタッキングで重要な気もしますね。
でもグリシンがそこで止まるなら、蓄積していくことによってその先のげるに
えいどうされるイオンにどう影響があるのだろうかとか思ったりもします。
だんだん酸性に偏っていくなら、だんだんトリスの供給料は増えるのではとか。
十分イオン供給がされていると言うのは分かりますが、えいどうそうの
バッファーとゲルのバッファーが違うので、システムは破綻していくのでは
というのが感覚です。
>
> ただ、蛋白は、低濃度のときよりも余計にマトリックスの間をかき分けかき分け泳いでくるので、たまたまマトリックスにひっかかって遅れるものも増えるでしょうし、また、熱も余計に発生します。このため、あまり長いとバンドの収量が減るんじゃないですかね。
同時にゲル濾過のような感じもありますので距離が長くなればブロードになる
というとらえ方もなんとなく分かります。 |
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