ノーザンブロットを行っているのですが、以下の2点で困っています。
1.異なるプローブで全く同じ位置にバンドが見られる。
2.マーカーの流れ方が付属の見本写真と異なる。
まず1点目ですが、目的RNAに対するプローブを用いた場合と内在性コントロールとしてGAPDHのプローブを用いた場合で全く同じ位置に2本ずつバンドが出てしまいました。2本のバンドは目的RNAの長さ付近、GAPの長さ付近には出ているのですが、このような状況なのでそれできちんと検出できていると判断することができません。
次に2点目ですが、マーカーには8000,4000,2000,1000,500,200の計6本のバンドが見られるプレステインドマーカーを用いており、見本の写真ではサイズが小さくなる程バンド間の距離が短くなっているのですが、実際に流してみると逆にサイズが大きくなるほどバンド間の距離が短くなり、見本とは異なる流れ方になってしまいます。そのため、先ほど述べた目的RNAやGAPDHの可能性があるバンドも、正確な位置に流れていないのではないかと思っています。
ノーザンブロットの一連の操作はECLキットのプロトコールに従って行い、totalRNAを30μgずつ流しています。泳動条件もECLキットのプロトコールに従っていますが、マーカーのマニュアルに記載されているものとほとんど変わりありません。プローブはどちらもRNAプローブで長さは30baseと20baseです。GAPプローブはリプローブではなく、メンブレンを2枚用意して目的RNAプローブと同時にハイブリしました。
ハイブリ温度や洗浄液の塩濃度を変えてストリンジェンシーの調節も行ったのですがうまくいきませんでした。
ノーザンをするのは初めてで、自分で文献を読み理解した上で実験をしているつもりなのですが、研究室にもノーザンに詳しい方がおらずこの結果をどう解釈すれば良いのか困っています。
長くなってしまい申し訳ありませんが、もし何かアドバイスや意見等がありましたらご教授して頂きたいです。
よろしくおねがいします。 |
|