1度抗原としてペプチドを合成する時にアドバイスをもらったことがあります。
合成したペプチドの末端にCysがくるようにする(N末でもC末でも)。
N末であればMetからCysがあるところまで合成するか、N末のエピトープ
を考えている所にCysがないなら末端どちらかにCysを入れる。
C末はC末あたりでCysがあるところでスタートしてC末までのばす。
Cysが見当たらない時はどちらか末端に導入。
たしかにN末配列にはC末にCysを、C末配列にはN末にCysを
入れた方が末端を認識するような抗体ができる可能性が
あるともいえますが、ポリクロを作る限りそういう
抗体を含んだミクスチャーになりますし。N末とかの
修飾の可能性とか考えると、N末の配列を使ったからといって
Metで始まった方がよいというのは、一概にいいとは
いえませんね。
目的のタンパクのペプチド配列の真ん中とか途中とかを
使いたい場合は、そのあたりのCysを選んでそこから始める
かそこで終わるようにする。Cysが見当たらなければN、C
どちらでもよいからCysをつける。
末端にCysを持ってくるようにして、CysでKLHにコンジュゲート
し、Cysから抗原が外に突き出ているようなイメージだと思います。 |
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