qq様のご指摘通りblockingの検討してみました。
PVP30はラボに無かったのでとりあえず、1%BSAでblockingし、洗浄bufferは中にTween20をいれたもの使用いたしました。ついでにbiotin blockingの効果も試してみました。
用意したのwellは以下の通り。
@Blank (sampleなし、anti-ANPなし、biotin化ANPなし)
ABo (Sampleなし)
BSample
CSample with 1%BSA blocking
DSample with biotin blocking
ESample without SA-HRP
Cはwellを1%BSAで室温1hr処理した後、Bと同じ操作で処理。
DSampleとanti-ANPを4℃ O/Nで反応させたのち、25ulのAvitin 室温10min⇒washなしで⇒25ulのbiotin 室温10min反応⇒Washなしで⇒その後biotin化ANPを加えたものです。
尚、avidinとbiotinはDakoの免染用のbiotin blocking system (X0590)
を使用しました。
添付文章にavidinとbiotinの濃度が書いてありましたので、分子量からモル濃度を以下のように計算すると、
avidin:0.1% (MW=68000)⇒14.7uM
biotin:0.01% (MW=244.3)⇒409.33uM
avidin1個あたり、biotinが4個反応することを考えても,はじめにblocking用に加えたavidinがwashなしでも、次に加える充分量のbiotinで飽和させることが出来ると考え、avidin添加後とbiotin添加後のwashはしていません。(Washの操作がbiotin化ANPを加える前に入ると他のwellと条件が異なると思いましたので。)
結果は
@2.4
A12.0
B15.9
C14.9
D17.1
E2.3
今回は前回と比べSignalは全般的に低いですが、incubationの時間を短めにしていたせいかもしれません。しかし、結局C1%BSA, Dbiotin blockingの操作によっても明らかにblockingの効果は得られませんでした。今回の結果でも非特異的シグナルはSA-HPR依存性であることは変わりありませんでした。
この結果を見て、この系では検出をあきらめなければならないかなと落胆しております。
それにしても、一体Sample中のなにがSA-HRPと反応しているんでしょうか?
EIAで最終的に検出されるためにはplateか固相化抗体(anti-rabbit)かanti-ANP抗体に最後までくっ付いているもので、SA-HRP依存性に反応するものということになりますが、biotin blockin, 1%BSAでもblocking出来ないとなると、どうすればいいのか????
これを読んでくださった方、何かお気づきの点があればご教授お願い申し上げます。 |
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