>[Re:3] ささんは書きました :
> BD Flow/Calibur/LSRIIを具体的にイメージして説明します。
> トピ主さんはチューブに1 mlのサンプルを入れて全部流しきったら、1 mlあたりの細胞数がカウントできるのでは、と考えられたのだと思います。しかし、実はサンプルアームを横にしてサンプルの入ったチューブを取り付けたとき、かなりの早さでサンプルが吸い込まれています(アスピレーションチューブは二重構造になっており、このときは外側の経路に入ってます)。また、アームを正面にした瞬間も、100 ulくらいがくっと吸い込まれます。そのため、1 ml入れたからといって、1 ml全量ははかれないのです。
この吸い込みが嫌いなので、outer sheathを外して使っている人は多いです。通常流す時は100ulくらいのvolumeで使っています。
> 一方、Ariaでは吸い込んだはじめの1細胞目からカウントできますので、最後に気泡を入れる覚悟で流せば、原理的には全細胞数がカウントできることになります。しかし、それでも1 mlいれた全量をまったく無駄なく吸い込んでいるのかというとちょっと信用はできませんし、なにぶん時間がかかりすぎて実用的ではないでしょう。
細胞濃度やflow rateにより、どうしてもconflictによるabortが出るので、この方法でも原理的に全細胞がカウントできることにはなりません。 |
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