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ランゲルハンス島の評価 トピック削除
No.565-TOPIC - 2009/05/27 (水) 18:40:32 - 北村紀子
マウスに薬品を加えた時のランゲルハンス島の変化を評価しようとしています。お聞きしたいのですが、ランゲルハンス島の変化でなにかよいパラメーターはありますでしょうか?

今まで、見たことのあるパラメーターを書いておきます
・膵臓の切片をたくさん(1つの膵臓につき30枚ほど)作りランゲルハンス島の大きさを比較する。
・ランゲルハンス島を単離し重さを比較する。(膵臓中にあるランゲルハンスをすべて単離できているのかわからないのでこの方法は難しいと思います。)
・これは増殖しているときの評価法ですが、in vivoでBrd-Uを投与しBrd-Uで染色し増殖した細胞を評価する。
・インスリンとグルカゴンで免疫染色し、アルファ細胞とベータ細胞の割合を評価する


なにかよい案がありましたらよろしくお願いします。

北村紀子

norikokitamura2011@yahoo.co.jp
 
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(無題) 削除/引用
No.565-15 - 2009/06/04 (木) 14:59:53 - 坂本
ランゲルハンス島の数を数えるという方法はどうでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.565-14 - 2009/06/03 (水) 01:28:01 - CJ
過去の論文をちょっと見てみましたが、確かに北村さんのやるような方法が一般的なようですね。グリッド付接眼レンズを利用して面積計測をしていました。この方法はより正確です。
Am J Anat. 1981 May;161(1):71-84.
Stereological analysis of normal rabbit pancreatic islets.
Sato T, Herman L.

(無題) 削除/引用
No.565-13 - 2009/06/02 (火) 13:52:59 - 喜多村
CJ様


> 私もランゲルハンス島の面積は測ったことはないのですが、ランゲルハンス島はおよそ円形をしているので、メジャーのついた顕微鏡で直径を計りそこから、面積を算出しその平均値で評価しようと考えています。
>

これがピペドさんのおっしゃっている話なのか判断はつきかねますが、この方法はいかにもまずいです。
ランゲルハンス島は(というか、あらゆる解剖学的構造は)立体的なので、切片から単純に面積を計算するのは無意味です。ランゲルハンス島が球形だったとして、その端っこを切り取った円は元の球の大きさを反映しないですよね。

サンプル数が少ないときは、おっしゃったと様に、ランゲルハンス島一部の半径を求めているに過ぎません。でも、サンプル数を多くすれば、ランゲルハンス島をランダムに切ったときの平均が出るのではないと考えました。

北村紀子

(無題) 削除/引用
No.565-12 - 2009/05/29 (金) 07:51:33 - CJ
TSさん
「適切な評価方法」のひとつがstereologyなのです。厳密にこれを行うのは結構大変なのですが、この考え方を使うだけで偏りを減らすことができます。
(もっとも私も深く理解しているわけではないので、ご興味のある方は本などを買ってください)
例えば細胞の面積・体積・直径などを計測するとき、サイズの偏りを除くためには細胞のおおむね中心を通る面に焦点を合わせ、その後に面積を測ればよいわけです(これはstereologyよりも古典的なやり方ですが、今も有効な方法です)。中心をどのように定義するか、ですが、例えば核小体が1個しかない細胞だったら、核小体を「中心」とみなしてそこに焦点をあわせるのは極めて一般的です。

(無題) 削除/引用
No.565-11 - 2009/05/29 (金) 01:22:08 - TS

>ランゲルハンス島は(というか、あらゆる解剖学的構造は)立体的なので、切片から単純に面積を計算するのは無意味です。ランゲルハンス島が球形だったとして、その端っこを切り取った円は元の球の大きさを反映しないですよね。

もちろんおっしゃっていることはわかりますが、それをBreak throughできるように評価系を組めば問題ないと思います。

膵臓ではありませんが、脂肪細胞ではサイズの分布を測定し、ヒストグラムとしてデータ化することがよく用いられます。平均値をとるよりも、サイズのDistributionを比較する方が良い場合もあるかもしれませんね。いずれにしても、重要なことは、顕微鏡で観察・測定する際に、一つのサンプルにつき複数視野を観察することによって、統計的に意味のあるデータを収集することだと思います。

ちからわざな方法ですが、時間と労力をかけて解決しかないと思います。

(無題) 削除/引用
No.565-10 - 2009/05/29 (金) 01:07:03 - CJ
定量性、再現性を求めたいのなら、stereologyを組織切片に適用すると良いと思います。(私の先ほどの懸念に対する1つの回答です。)

(無題) 削除/引用
No.565-9 - 2009/05/29 (金) 00:54:33 - Kazu
STZの毒性を見たいようですが、β細胞のviabilityアッセイならいくらでもあります(しかし100%完璧というアッセイはありません)。
再生をみたいのであれば別のマーカーになります。
ウェスタン、PCRはできません。マウスの膵島分離もできません。したがって組織の話に的を絞って教えてくださいということであれば、β細胞の面積が簡単ですが、定量性や再現性で説得力が低いのはいつもの話です。どの程度の実験ができそうですか?

(無題) 削除/引用
No.565-8 - 2009/05/28 (木) 21:38:51 - CJ
北村さん
> 私もランゲルハンス島の面積は測ったことはないのですが、ランゲルハンス島はおよそ円形をしているので、メジャーのついた顕微鏡で直径を計りそこから、面積を算出しその平均値で評価しようと考えています。
>

これがピペドさんのおっしゃっている話なのか判断はつきかねますが、この方法はいかにもまずいです。
ランゲルハンス島は(というか、あらゆる解剖学的構造は)立体的なので、切片から単純に面積を計算するのは無意味です。ランゲルハンス島が球形だったとして、その端っこを切り取った円は元の球の大きさを反映しないですよね。

STZ 削除/引用
No.565-7 - 2009/05/28 (木) 10:40:33 - 北村紀子
STZという糖尿病を誘発する薬剤を用いたときに膵臓で変化するパラメータとして、何かいい評価はないかと探しています。

皆様のご意見をよろしくお願いします。

北村紀子

(無題) 削除/引用
No.565-6 - 2009/05/28 (木) 10:37:58 - 北村紀子
ピペド様

>>α/βの割合より、それぞれの面積の方が正しいと思います。

この割合で変化があったとしても、β細胞が変化したのあα細胞が変化したのかまたは両方変化したのかわからないと思うので困っています。」

北村紀子

norikokitamura2011@yahoo.co.jp

(無題) 削除/引用
No.565-5 - 2009/05/28 (木) 10:34:53 - 北村紀子
CJ 様

>>向学のために伺いたいのですが、、「それぞれの面積」というのはどのような定義でしょうか?

私もランゲルハンス島の面積は測ったことはないのですが、ランゲルハンス島はおよそ円形をしているので、メジャーのついた顕微鏡で直径を計りそこから、面積を算出しその平均値で評価しようと考えています。

北村紀子

norikokitamura2011@yahoo.co.jp

(無題) 削除/引用
No.565-4 - 2009/05/28 (木) 06:10:31 - CJ
ピペドさん
> α/Βの割合より、それぞれの面積の方が正しいと思います。
向学のために伺いたいのですが、、「それぞれの面積」というのはどのような定義でしょうか?

(無題) 削除/引用
No.565-3 - 2009/05/28 (木) 06:00:55 - ピペド
α/Βの割合より、それぞれの面積の方が正しいと思います。

また単離したラ氏島の重さなんて意味があるのでしょうか?
それでしたら、ラ氏島のインスリン分泌能の方が意味があると思います。

あと、膵臓中のインスリン含量、増殖マーカーの免疫染色など。

(無題) 削除/引用
No.565-2 - 2009/05/27 (水) 21:53:47 - CJ

> ・膵臓の切片をたくさん(1つの膵臓につき30枚ほど)作りランゲルハンス島の大きさを比較する。

> ・インスリンとグルカゴンで免疫染色し、アルファ細胞とベータ細胞の割合を評価する

これらはスタンダードでよい方法だと思います。私だったら両方やります(というか膵臓全体の切片を使って免疫染色すれば両方できますね)。
膵臓のことは詳しくないので見当外れになるかもしれませんが、あとは細胞の大きさを(細胞種ごとに)計って比較するとか。

ランゲルハンス島の評価 削除/引用
No.565-1 - 2009/05/27 (水) 18:40:32 - 北村紀子
マウスに薬品を加えた時のランゲルハンス島の変化を評価しようとしています。お聞きしたいのですが、ランゲルハンス島の変化でなにかよいパラメーターはありますでしょうか?

今まで、見たことのあるパラメーターを書いておきます
・膵臓の切片をたくさん(1つの膵臓につき30枚ほど)作りランゲルハンス島の大きさを比較する。
・ランゲルハンス島を単離し重さを比較する。(膵臓中にあるランゲルハンスをすべて単離できているのかわからないのでこの方法は難しいと思います。)
・これは増殖しているときの評価法ですが、in vivoでBrd-Uを投与しBrd-Uで染色し増殖した細胞を評価する。
・インスリンとグルカゴンで免疫染色し、アルファ細胞とベータ細胞の割合を評価する


なにかよい案がありましたらよろしくお願いします。

北村紀子

norikokitamura2011@yahoo.co.jp

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