すでに過去トピは読んでおられるようですが、要約すると、
ipやivの手技が悪く、薬剤が十分投与されなかったというテクニカルな問題が考えにくいのであれば、差が出るのは動物の個体差による影響もあるので、100%DMを誘導して、さらに投与された動物の致死率を0%に抑えるには少々の条件設定が必要だと思います。
STZが不安定であるかどうかは異論のあるところですが、これが第一の原因とも言えないような気がします(もちろん試薬の安定性は重要で、それを軽視する姿勢に与するものではありませんが)。サルにSTZを投与する場合は、点滴で8分かけて投与している論文もあるようです(Am J Transplant 2009; 9:91)。
私の場合は、STZを生理食塩水に溶解しても特に問題ありませんでした。
もしDM誘導率を上げたければ、220 mg/kg、250 mg/kgと1回投与量を上げることになりますが、それに伴い致死率も少し上がると思います。
慣れれば大丈夫です。 |
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