一次抗体の反応時間は室温や37℃の場合では30分で染色されているのに60分で染色されていないというのは経験した事がありませんね。
CJさんのおっしゃる通り4℃ オーバーナイトが一番綺麗に染まる事が多いです。
免染がうまくいかない時はむしろ脱パラが不十分とか賦活化が上手くいっていないとか他の要因のほうが考えられると思います。もちろん賦活化や内因性ペルオキシダーゼ処理の後の洗浄も大事だと思います。
まれにですが薄切してから時間を置くと染色されなくなるものもあります。その時は新たに切りなおす必要があります。
MW処理は専用機か電子レンジなのか。熱処理にはMW、オートクレーブ、圧力釜などを使用しますが、電子レンジを使用したMW処理の場合、染色バットを置く位置によっては染色むらがおこる場合があります。
抗体の賦活化も抗体によってはクエン酸より高pHの緩衝液や蛋白分解酵素処理の方が適している場合もあります。市販の多くの抗体は取り扱い説明書に記載されてますし、その指示に従った方が上手くいきます。
必ず染色されるはずの陽性コントロール複数枚を使って、まずは条件を振って試されることをお勧めします。 |
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