>[Re:9] みさんは書きました :
> SDS-PAGEでは多量のSDSが分子に付着しているからリン酸化ごときの電荷なんて殆ど影響ないと思っていました。
実際1グラムのたんぱく質に1.4-1.4グラムのSDSということだったと思うので、計算してけばどれくらいの量か想像できると思いますが、、、やったことはありません。平均アミノ酸分子量110とするとそんなにいっぱいという感じはしないですね、、、
> リン酸化されて分子量が大きくなり移動度が遅くなるのが一般的と思っていましたが、「その学会での指摘」って正しいのですか?
残念ながら回答は持っていません。
当時(1990年初頭位だったと思います)燐酸かされたたんぱく質
の解析はあまり数がなく電荷を考えると
移動度が遅くなると言う事が理解できなかったのだと思います。
そのタンパクは1個所だけでなく多分10個所ぐらい燐酸か部位をもち
燐酸化の数によって徐々に上にシフトしているようなイメージが
ウエスタンでえられます。タウ何かもそうですよね。
燐酸化で分子量が確かに大きくなりますが、molecular biology of the cell(だったとおもう)などの説明だと、SDSの疎水性の部分がペプチドにつき、マイナスの電荷が外に突き出た状態になり、タンパクの表面から突き出ているSDSのマイナスの電荷はお互いに反発するため、マイナス電荷同市の間隔がより広く、間隔に偏りのないペプチドが線状化した状態で落ち着くような説明になってます。
例えばポリペプチドの真ん中へんのセリンとかチロシンが燐酸化しても線状化した長さは変わりありませんし、この線状化した長さでサイズに依存した移動度が決まるとすればどうも燐酸かにより移動度の違いは説明できません。
一つのスペキュレーションとして、燐酸化されたあたりのペプシチドが、燐酸の負電荷のためSDSの結合量が、燐酸かにより負電荷以上ににへり、サイズあたりの負電荷量がへり移動度が遅れるのではないかとか想像できます。
さらに燐酸かした部位のSDSの結合量が少なくなることにより、SDS化された直線状のペプチドが若干まがったりとかで移動度がかわるかもしれませんし、
ということで書けば切りがなく、すべて想像の域をでませんので移動度が早くなった遅くなったというところで行き詰まったと考えるより、実際燐酸かで動いているのか確認するほうがいいと言う事でコメントを書いた次第です。 |
|