私自身はQC/QAではなく、JPもきちんとは読んでいないのですが、そもそも最大有効希釈倍数を超えた希釈というのは対外的に認められるのでしょうか?
したい、したくないの話ではなく、できるできないの話だと思っていましたが。
工業製品であれば中身は分かっていて、阻害物質がなにでどの位含まれているかも分かっていますよね。
希釈しても駄目な場合に限外ろ過をするというのであれば、限外ろ過の系を立ち上げるだけの労力はかけることは可能なのですよね。
そうであれば、その製品については始めから阻害物質を除く処理をするように手順書を作ってしまったほうが、後々楽だと思います。
工業製品であれば、試験法は社内情報としてだけでは済ませられないでしょう。
査察に来られたり、受け入れ試験のためのプロトコルを聞かれる場合もでてくるのではないでしょうか。
「こんなにゲルが緩いと偽陰性が生じるのでは」と質問されたときに、「阻害物質が含まれているのは分かっていますが、職人芸でやってます」というのでは説明に苦しむと思います。
今のままのプロトコルで進めるのであれば、すくなくとも、QAや営業も含めて現状を確認して、社内のコンセンサスを得ておくのがいいかと思います。
(製品の持つ性質による試験の限界や、実際のゲルの固まり具合によっては今のプロトコルがいいと判断できるかもしれません) |
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