現在ある刺激においてエンドソームに局在するタンパク質の局在をGFP融合タンパク質を用いて観察しております。
そのタンパク質は普段は細胞質にあるのですが、刺激後エンドソームに局在します。(多数のドット状の局在になります)そのタンパク質は特に膜貫通ドメインはなく、おそらく何らかのタンパク結合、もしくは直接膜にくっ付き局在すると考えております。
問題はそのGFP融合タンパク質のエンドソームへの局在は間違いないのですが、4%PFA固定10分であればドットになって見えますが、15分にするとドットになっている細胞がかなり減ります。
リアルタイムイメージで固定せずにガラスボトムディッシュ観察であれば、その刺激依存的にドットが増加する細胞は固定した場合に比べて多数見えます。
これはPFA固定によってタンパク質がエンドソーム膜から剥がれてしまったのではと考えております。
固定によって膜に局在するタンパク質が剥がれてしまうようなことはみなさん経験したことがありますでしょうか?
もちろん同じエンドソームに局在する他のタンパク質は固定後もドット状に見えるので、エンドソームが壊れているわけではありません。
どなたかよろしくお願いします。 |
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