いつも参考にさせていただいております。
現在3T3-L1を用いた脂肪細胞分化の実験をしています。
Control と ある物質で刺激した場合(A群)を比べます。
分化誘導後6日の段階で、染色せずに検鏡した場合、Controlの方が、脂肪滴のサイズが大きくて多く、より分化しているように見えます。ところが、Oil red Oにて染色すると、A群の方が、染まりが強く分化が促進しているように見えます。Controlで脂肪滴のように見える部分でもOil redに染まっていない部分が結構あります。
このことについて、
1)染色手技の問題、染色むらなど
2)Oil redにしっかりそまる前の段階でも、形態学状脂肪滴のように見えるが、トリグリセリドを含有していない。
などを考えるのですが、どなたかアドバイスありますでしょうか?
今後は分化マーカーたアディポカイン等の遺伝子発現も調べる予定です。
染色のプロトコールは、以下です。
↓細胞(well or plate)をPBSで2回wash
↓10% ホルマリンで固定(10 min 室温、放置)
↓PBSで2回wash
↓細胞を60% イソプロパノールに1 min 置換し、イソプロパノールを捨てる。
↓ろ過したオイルレッドO染色液を細胞に加え、染色を行なう。(10-20 min、室温、放置)
↓60% イソプロパノールで1回洗浄
↓PBSで2回wash
↓PBS中で(顕微鏡)観察 |
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