Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

genomic PCRについて トピック削除
No.3860-TOPIC - 2011/01/20 (木) 20:16:13 - nunny
現在、genomic PCRにてトランスジェニックマウスの選別を行っています。

尻尾を3mmほど切断→proteinaseK入りの溶解液にてgenome DNAを抽出(55度overnight→72度15分でproteinaseK失活)→PCRにて増幅→電気泳動にてチェック。

という流れで行っています。
negative controlとして、何もトランスジェニックしていないマウスの尻尾を用いているのですが、何度プライマーを設計しなおしてもネガコンでうっすらとバンドが出てしまいます。
BLASTにて設計したprimerの配列が、マウスのDNAに含まれていないことを確認しています。

サザンブロッティングは、こちらの都合上行わない方向ですすめたいと思います。
どなたか、解決法を教えてください。
どうぞよろしくお願いします。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3860-6 - 2011/01/21 (金) 06:33:53 - 310
3'端の1塩基でアリル特異的な増幅できる場合もある一方で、プライマー内に配列と一致しない場所いくつかあっても、PCRで増えることはあります。ネガコンだけプライマーダイマーが出る場合などがあるので、目的配列がないと変なものが増えやすいのかもしれません。

コンタミか、ミスプライミングかはっきりさせたければ、うっすらと出るバンドをかき集めて、クローニング&シーケンスではっきりさせられます。ミスプライミングの場合GLUTさんがおっしゃったように、アニーリング温度を上げるか、マニュアルでホットスタート(最初のDNA変性時に酵素を加える、固形パラフィンで酵素の入ったプレミックスとプライマーを分けておいて高温時に溶解して混ざるようにする)コールドスタート(多分Takaraが提唱している、溶液混合を氷温で行い、あらかじめ変性温度にしたブロックに入れる)あるいはHotStart用の酵素を用いることで解消できるかもしれません。

原因探しに使う時間がないのであれば、トランスジェニック由来のバンドは検出できコントロールではバンドが見えなくなるまで、サイクル数を下げたらどうでしょうか?あるなし解析は閾値の問題ですし、アガロース泳動の感度では目に見えないエクストラバンドやスメアがごろごろしている場合もあります。

ンンノさんが言われたように、誰が使ったか分からないような環境でコンタミが起きることはたまにあります。コンタミであった場合PCR試薬にはフィルターチップを用いるか、チップのイジェクターを全て取り外し手で外させるようにするべきでしょう(RI実験でイジェクターでチップを雑に外すと頻繁に汚染します)。 もしPCR産物とゲノムDNAを同じピペットマンで扱っていたら危険なのでやめるのが一番ですが、最低フィルターチップは必須になります。

(無題) 削除/引用
No.3860-5 - 2011/01/20 (木) 23:40:25 - ンンノ
どういうわけか、DNAとかプライマーとかを試薬類にコンタミさせる人がいます。

どうしても問題解決しなければ、全ての水も含めて全ての試薬を新調して、
フィルター付きチップでやってみてください。

尻尾切る量 削除/引用
No.3860-4 - 2011/01/20 (木) 22:43:05 - ami
長すぎると思うし、それくらいだと血とか出て、同じはさみで切ってるからコンタミする、ってことがある。

(無題) 削除/引用
No.3860-3 - 2011/01/20 (木) 22:32:52 - GLUT
私の場合、アニーリング温度を2℃ほどあげると非特異バンドは消えましたよ。

(無題) 削除/引用
No.3860-2 - 2011/01/20 (木) 21:01:26 - コンタミだと思う
ゲノムの代わりに相当量の分子生物学グレード超純水を用いたネガコンではどうなるのですか?

genomic PCRについて 削除/引用
No.3860-1 - 2011/01/20 (木) 20:16:13 - nunny
現在、genomic PCRにてトランスジェニックマウスの選別を行っています。

尻尾を3mmほど切断→proteinaseK入りの溶解液にてgenome DNAを抽出(55度overnight→72度15分でproteinaseK失活)→PCRにて増幅→電気泳動にてチェック。

という流れで行っています。
negative controlとして、何もトランスジェニックしていないマウスの尻尾を用いているのですが、何度プライマーを設計しなおしてもネガコンでうっすらとバンドが出てしまいます。
BLASTにて設計したprimerの配列が、マウスのDNAに含まれていないことを確認しています。

サザンブロッティングは、こちらの都合上行わない方向ですすめたいと思います。
どなたか、解決法を教えてください。
どうぞよろしくお願いします。

6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を