Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

雑種強勢と戻し交配 トピック削除
No.3844-TOPIC - 2011/01/18 (火) 22:42:03 - pomat
・二つの異なる系統や品種間での交配で生まれた一代雑種は両親より優れる(雑種強勢)
・戻し交配を繰り返すと、一方の系統に近づいていく

以上の2点から考えると、キメラと近交系の交配から生まれたマウス(N1)と、近交系との戻し交配が完了したマウス(9回行ったとしてN10)ではN1の方が生存能力は高いのでしょうか。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



4件 ( 1 〜 4 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3844-4 - 2011/01/19 (水) 07:58:22 - nana
雑種強勢がどの程度現れるかは、生物種によって大きく異なります。

(無題) 削除/引用
No.3844-3 - 2011/01/19 (水) 06:04:01 - 310
近交系を作る時点で、不稔性や胎生致死を持つ個体は排除されますので、生殖年齢に至るまで生存に関しては、思いのほか雑種強勢の恩恵は受けにくいです。

しかし、単一遺伝子ごとにみると随分異なります。毛色の遺伝はその際たるものです。アグーチー、アルビノなどが有名です。またC3Hは自然発癌の形質を持ちますが、B6との一代雑種では抵抗を持つため、放射線による発癌モデルに使っていました。

以下のWebは随分前に私が行き損ねた場所が作っていますが、上記のことについて分かりやすく書いてあると思います。
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_hyakka/20/mini20.html

>近交系との戻し交配が完了したマウス
これは、どの表現型、遺伝子型で選別するかによります。戻し交配の最中にどの遺伝子が置き換えられるかで大分変わるでしょう。エピジェネティックな変化や各々のパスウェイに関わる遺伝子の組み合わせなども含め、一概には言い表しにくいですが、戻し交配を重ねるごとに近交型マウスの劣性遺伝の形質が生じやすくなることは確かです。それが生存に関わる形質であれば、一代雑種より戻し交配したほうが生存しにくいと言えます。

同一系統のマウスで、トランスジェニックやノックアウトのマウスの一代雑種をトランスジェニックやノックアウトに戻し交配する例を考えてくださるとより簡単だと思います。

私が知っていることは以上です。

こういう質問たまにあるけど 削除/引用
No.3844-2 - 2011/01/18 (火) 22:52:31 - ami
生存能力って、何のことを意味しているのかわからない。

雑種強勢と戻し交配 削除/引用
No.3844-1 - 2011/01/18 (火) 22:42:03 - pomat
・二つの異なる系統や品種間での交配で生まれた一代雑種は両親より優れる(雑種強勢)
・戻し交配を繰り返すと、一方の系統に近づいていく

以上の2点から考えると、キメラと近交系の交配から生まれたマウス(N1)と、近交系との戻し交配が完了したマウス(9回行ったとしてN10)ではN1の方が生存能力は高いのでしょうか。

4件 ( 1 〜 4 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を