Boston-Pullmanさん
コメントありがとうございます。
実は反応効率が悪いわけではありません。サンプル中のターゲット量が低い為に検出感度をあげたいのです。
現在、QPCRをする際に、検量線を引く為の10倍希釈系列のStandardを使っています(たとえば濃度が高い順に、10ˆ5, 10ˆ4, 10ˆ3, 10ˆ2, 10ˆ1, 10ˆ0)。濃度の高い4つのStandard (10ˆ5~10ˆ2)では綺麗な検量線を引くことができるのですが、希釈倍率が大きくなるごとに(10ˆ1, 10ˆ0)PCRのレプリケイト間でのバラツキが大きくなり、信頼性の低いデータになりますよね(いわゆるExtrapolatedな状態)。つまりQPCRの検出限界以下だとデータの再現性および信頼性が低下します。サンプル中のターゲット量はその検出限界のボーダーあたりにあるのです。ちなみに、検出感度以下のサンプルだと全く同じサンプルを測定してもバラツキがでます。検出感度以上だとそのバラツキは全くありません。
なので、レプリケイト間でのバラツキがサンプルによって大きくなる場合があり、検出感度をあげることでそのバラツキをなくしたいと思っています。
ちなみに検量線から逆算した増幅効率は1.87程度です。
すこし分かりにくい文章になったかもしれませんが、宜しくお願いします。
抗体は実績があり信頼できるものなので、今後抗体を変えてChIp assayする予定はありません。 |
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