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レトロウィルスを用いた遺伝子のノックダウンについて トピック削除
No.3754-TOPIC - 2010/12/30 (木) 15:03:13 - マドユカ
初心者です。
質問させてください。

癌の培養細胞にレトロウィルスを用いてある遺伝子のshRNAを導入しノックダウンを行いました。すると、ノックダウン群では増殖活性が増加しました(増殖スピードがアップしました)。

これは特定遺伝子のノックダウンによる影響と考えたいのですが、
一般的にレトロウィルスを用いた遺伝子導入で、培養細胞の増殖スピードがアップしてしまうことがあるのでしょうか?

レトロウィルスでの遺伝子導入は、染色体内のランダムな位置に遺伝子を導入するため、変異が起こり、内在性発癌遺伝子の活性化を引き起こしやすいという話も聞きました。
癌の培養細胞でもこのようなことが起こり得るのでしょうか?

皆さんの経験などお聞かせいただければ幸いです。

初心者のわかりにくい質問ですみません。
ご指導よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.3754-6 - 2010/12/30 (木) 16:56:35 - MP
とりあえずコントロールshRNAを発現するレトロで増殖に変化がないのを見るのが手っ取り早いのでは。レスキュー実験はその後でいいと思います。

うn先生、ありがとうございました。 解決済み 削除/引用
No.3754-5 - 2010/12/30 (木) 16:35:40 - マドユカ
うn先生

ありがとうございます。

納得できました。

遺伝子ノックダウンによるフェノタイプを発見したと喜んで、
細胞周期のどこに影響が出たのかなど実験をどんどん進めていくところでした。

どんどん進めても、元の部分でつっこまれたら終わりですね。
恥ずかしい実験発表になるところでした。

ありがとうございました。
もっと慎重に結果を吟味していきたいと思います。

今後ともご指導よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.3754-4 - 2010/12/30 (木) 16:11:59 - うn
それは当然指摘されるところでしょう。

がん細胞でもある興味ある遺伝子をKDする増殖がこれまで以上に増加するなんてことはよくある話ですから、マドユカさんの場合にもちゃんと裏の実験(RNAi resistant な遺伝子を入れることでのレスキュー実験)をしてdataがconvincingであることを確認すべきだと思いますよ。

RNAi resistantな遺伝子をレトロかplasmidでもいいでしょうが、入れる場合、shRNAと相補的結合をしないものということで、アミノ酸置換が起こらない程度にコドンを変えてやって、それを細胞に入れるとRNAi抵抗性な遺伝子を発現させることができますね。

ありがとうございます。 削除/引用
No.3754-3 - 2010/12/30 (木) 15:37:57 - マドユカ
うn先生

お返事ありがとうございます。

、ということは、一般的にこの実験系では増殖活性がUPしてしまうことがよくあるのでしょうか?

先生に教えていただいた方法でしっかり確認しなければ、今回の結果だけで実験を進めた場合や、発表をした場合は、常識としてつっこまれるのでしょうか?

再度の質問ですみません。

よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.3754-2 - 2010/12/30 (木) 15:06:39 - うn
それならば、そのノックダウンした遺伝子の「RNAi resistantな遺伝子」を再び強制発現させるとよいでしょう。それで増殖がダウンすればその目的遺伝子のKDによる増殖亢進といえるでしょう。

レトロウィルスを用いた遺伝子のノックダウンについて 削除/引用
No.3754-1 - 2010/12/30 (木) 15:03:13 - マドユカ
初心者です。
質問させてください。

癌の培養細胞にレトロウィルスを用いてある遺伝子のshRNAを導入しノックダウンを行いました。すると、ノックダウン群では増殖活性が増加しました(増殖スピードがアップしました)。

これは特定遺伝子のノックダウンによる影響と考えたいのですが、
一般的にレトロウィルスを用いた遺伝子導入で、培養細胞の増殖スピードがアップしてしまうことがあるのでしょうか?

レトロウィルスでの遺伝子導入は、染色体内のランダムな位置に遺伝子を導入するため、変異が起こり、内在性発癌遺伝子の活性化を引き起こしやすいという話も聞きました。
癌の培養細胞でもこのようなことが起こり得るのでしょうか?

皆さんの経験などお聞かせいただければ幸いです。

初心者のわかりにくい質問ですみません。
ご指導よろしくお願いします。

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