MACSビーズが出てくる前からDynabeadsというマグネットビーズによる細胞分離システムがありました。Dynabeadsは(当時)直径〜4 umと細胞サイズであり、それに対してMACS beadsは直径50 nmで登場しました。後発のMACSの売りは、ビーズが小さいのでFACSに影響しないということに加え、小さいから抗体による刺激がDynabeadsみたいにない、ということをいっていました。
つい先日、Invitrogen(Dynal社を後に合併)のセールスメールがきてましたが、逆襲に出てました。MACS beadsは(小さいから)endocytosisされて細胞内に残留してartifactを作ると。まあ、どっちもわかっているのか、ポジティブセレクションより、ネガティブセレクションのキットをラインナップを充実させてきてますね。
ちなみに、どうもMultiSort KitのMACS beadsはほかのビーズより大きいようで、endocytosisされにくくなっているようです。 |
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