迅速な返信をどうもありがとうございます。カラムが高価なのでケチってTAKARAのRNA iso plusで回収し、DNase処理後、PCI処理をしていました。
改めてDNase処理前のRNAサンプル、DNase→PCI処理後のRNAサンプル(RNA濃度が大体500 ng/μlくらい)をそれぞれ30倍希釈し、そのままリアルタイムPCRしてみました。ゲノムDNA中の遺伝子量と比べ、一過性発現させた遺伝子量は500倍くらい多く、DNase処理することによって両方ともDNA量は格段に落ちますが、それでも一過性発現させた方の遺伝子はDNase処理前で15サイクル、DNase処理後でも22サイクル目くらいから立ち上がってくるので、これではmessage量は定量できないことを改めて実感いたしました。ゲノムDNAについてはDNase処理によって30サイクル以降の立ち上がりであったので実質的には無視できると考えられ、ゲノムDNAのコンタミを防ぐと言う意味ではDNase処理は成功していると言えると思います。
改めてよく振り返ってみると、以前サンプルで頂いたカラムを使ったときにはきちんと期待されたリアルタイムの結果が出たことから、カラムの方がDNase処理よりもきちんとプラスミドを除けるんだとわかりました。
ただ、カラムはどうしても高価なので出来れば購入は避けたいのですが、DNase処理時間を長くしたり、おおさんのおっしゃるようなtrizolを使うなどの方法で、よりプラスミドを効率よく除ける方法をご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。 |
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