薬物代謝実験を行っている実験初心者です。
Tris緩衝液で調製した肝ホモジネートに薬物を添加し、各薬物濃度における代謝速度を求め、ミカエリスメンテン式によりKm, Vmaxを算出しようと計画しています。
使用する薬物は脂溶性であるため、アセトニトリルに溶解させたもの(stock solution)を作製し、それを肝ホモジネートに一定量添加して各薬物濃度のサンプルを作製するという形を取っています。
しかし、薬物を高濃度に溶解させたstock solutionを肝ホモジネートに溶解させた時に白い結晶が析出しました。HPLCで検量線を引いてみたところ、析出がみられた濃度以降でプラトーが確認できたので、薬物が析出したのだと思われます。
析出させない為には、stock solution中の薬物濃度を低くして、肝ホモジネートに添加する量を増やせば良いのですが、混合液中の有機溶媒(アセトニトリル)の割合が大きくなってしまうため、CYPの活性が減少してしまい、代謝速度に影響が出てしまいます。
ミカエリスメンテンを使用するので、できるだけ高濃度における代謝実験を行いたいのですが、析出が起こってしまう、それかといってstock solutionの量は増やすといった対応ができない状況です。
ちなみにstock solutionに用いる有機溶媒を変えて、メタノール、DMSOで試してみたのですが、高濃度時に析出が起こりました。
肝ホモジネートと混合後に析出を起こさず、できるだけ高い濃度のstock solutionを作製したいのですが、何か適当な方法はありますでしょうか?
アドバイスお願い致します!!
長文失礼しました。 |
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