金属(Cu)で発現誘導させたタンパク質を、金属(Ni)で精製するというのも、何だか不思議な気分がしています。
メーカーがそういうベクターを販売しているのだから、特にトラブルが発生しないのかもしれませんが・・・・
このシステムの使用経験のある方で、トラブル経験があったとか、不具合無く使えています、等のコメントを返して頂きたく質問いたしました。
HisTagさんへ:
Ni-NTAタイプのQIAGENでは収量が上がらず、His-tagとの結合は強いが
Niが外れやすいNi-IDAタイプのWAKOで収量が改善されたとのコメントから、
Cuが悪さをしているのかなー?っと感じた訳です。
だって誘導の為に添加したCuは、発現してきたHis-tagに強く結合しちゃうよねー?しかもNiよりも強固にHis-tagと。
だったら、一回目の精製で@銅イオンをトラップする程度のEDTAを加えてからNTAタイプでで精製する、A銅イオンが全て析出する程度の還元剤を加えてからNTAタイプで精製する、などで収量と精製度を改善できるのではないかと考えました。 ただの思い付きですけどね。しかもイミダゾールを除去するという本来の目的は解決してないですが・・。
あと、希釈してから2回目のNiゲルに通すこと(おおさん案)を採用されたのであれば、ぜひとも2回目のQIAGENとWAKOの比較も報告して頂きたいなっと思っております。 |
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