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脳組織の薄切 トピック削除
No.3612-TOPIC - 2010/12/03 (金) 05:41:15 - HK
こんにちわ
マウスの脳の組織をクリオスタットで薄切して免疫染色をしています。
厚さ20μ(100μ間隔)で、クリスタット内でスライドガラスに張り付ける作業をしていました。1枚当たり10枚くらい張り付けているのですが、観たい領域が皮質・線条体・海馬と広域でかなり時間がかかります。


 左右差を観察したいのに左右対称ではないものだから、抽出した切片が左右不均等のものばかりのものもあり、仕事になりません。

 これまで張り付けるのに精いっぱいで、残りの切片はクリスタット内に破棄していました。

 組織解析の精度を上げようと、脳にトルイジンブルーでマークしてからできるだけキレイに左右対称に切る練習をしました。また全ての切片をPBSにとって残しておくことにしました。

 しかし切ってから常温下で張り付けを行うのは非常に困難です。
@左右対称な切片を
A調べたい領域をもれなく
Bできるだけ連続的に(3−6枚)切片を解析したい
(1枚で変化が見られたとして、すぐ隣も同じ変化が観察されるというのなら染色時のアーチファクトではないと考えています。)

 論文では多くの方が行っている一般的なの図で、手慣れた人なら、クリスタット内で過不足なく組織が採取できるのでしょうが、私はまだまだそうはいきません。

 よい方法をご教授願えないでしょうか?
 
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ありがとうございます 削除/引用
No.3612-3 - 2010/12/06 (月) 10:17:35 - HK
浮遊法はこれまでやっていました。厚さは40μで、残りは不凍液に保存しておりました。
しかしこの方法ですと、カメラのフォーカスが合わせづらく、写真がきれいに取りにくかったのです。また、薄い切片を作ると洗浄時のハンドリングがストレスだったのでスライド法に切り替えた次第です。

結局スライド法のメリットと浮遊法のメリットを生かせていないということなんでしょうね。

お返事、ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.3612-2 - 2010/12/05 (日) 23:22:12 - Eire
新鮮凍結ではなく固定後凍結だと思いますので、浮遊切片で免疫染色をすればよいのではないでしょうか。Embryo ならもう少し厚みが欲しいところですが、アダルトマウスであれば 20um でも大丈夫でしょう。
6-well plate (PBS or 固定液入り) に1ウェルあたり切片を3-6枚回収し、まずそのうちの1ウェル分を免疫染色に回し、残りはウェル中の液を cryoprotection solution (30% エチレングリコール-30% グリセロール-40% PBSを使ってました) に置換してやれば、-20度で(抗原の安定性にもよるでしょうが)長期保存ができます。
浮遊状態で染色まで行い、サンプルをスライドグラスに貼り付けます。貼り付ける前に軽く固定してやると作業がしやすいです(固定しないと、切片にしわが寄らないように貼り付けるのは難しいかもしれません)。

脳組織の薄切 削除/引用
No.3612-1 - 2010/12/03 (金) 05:41:15 - HK
こんにちわ
マウスの脳の組織をクリオスタットで薄切して免疫染色をしています。
厚さ20μ(100μ間隔)で、クリスタット内でスライドガラスに張り付ける作業をしていました。1枚当たり10枚くらい張り付けているのですが、観たい領域が皮質・線条体・海馬と広域でかなり時間がかかります。


 左右差を観察したいのに左右対称ではないものだから、抽出した切片が左右不均等のものばかりのものもあり、仕事になりません。

 これまで張り付けるのに精いっぱいで、残りの切片はクリスタット内に破棄していました。

 組織解析の精度を上げようと、脳にトルイジンブルーでマークしてからできるだけキレイに左右対称に切る練習をしました。また全ての切片をPBSにとって残しておくことにしました。

 しかし切ってから常温下で張り付けを行うのは非常に困難です。
@左右対称な切片を
A調べたい領域をもれなく
Bできるだけ連続的に(3−6枚)切片を解析したい
(1枚で変化が見られたとして、すぐ隣も同じ変化が観察されるというのなら染色時のアーチファクトではないと考えています。)

 論文では多くの方が行っている一般的なの図で、手慣れた人なら、クリスタット内で過不足なく組織が採取できるのでしょうが、私はまだまだそうはいきません。

 よい方法をご教授願えないでしょうか?

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