以前、3T3-L1から分化させた脂肪細胞を使って、QIAGENのキットでRNAを回収していました。
分化した脂肪細胞は大量の中性脂肪を含んでいて、RNA回収用のカラムにライセートをそのまま添加するとRNAがほとんど回収できないそうです。
私は、キアゲンのキットについてきたQIAシュレッダーなる別のカラムにライセートを一度通してから、RNA回収用のカラムに添加していました。
別の方法としては、
・先にライセートを遠心し、浮いてきた脂を取り除く
・脳や脂肪組織向けのlipid rich用のキット(QIAGEN製)を利用する
などがあるそうです。
あるいは、とおりすがりさんがおっしゃるように、trizolなどカラムを使わない方法であれば問題が生じないのかもしれませんね。
(カラムを使う方法だと、カラムに脂肪が吸着しRNAが素通りしてしまう気がします。) |
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