糖尿病研究専門家の者です。一応CNS姉妹紙にも載せています。
肝細胞からの糖放出はH4IIEC肝細胞もしくはマウスかラットのprimary hepatocyteで、Glucose free DMEM (red colorのついていないものを購入ください)をベースにして、cAMPおよびデキサメサゾンの刺激存在下で、やります。スタートのときに、37C PBSで2-3回washしてから開始します。糖新生の基質として乳酸やピルビン酸を加えてやります。濃度は既報参照ください。
グルコース濃度が10 mg/dlとかのオーダーですので、Glucose oxidation Kitなどを使用して測ります。ちょっと前のPNASで、肝糖産生とPEPCK,G6Pase発現が必ずしもパラレルでないという論文も出ています。なので、ちゃんとグルコースをはからないと、Pck1やG6pcの発現だけではいいジャーナルはまずとってくれません。(というかPck1やG6pcもglucose free DMEMベースでcAMP,DEXいれて実験やってRNA抽出しないと、なかなかきれいな結果でません)もちろんin vitroで有望な結果でれば、マウスで肝臓にTgとかsiRNAとかやって、空腹血糖とか空腹インスリン濃度が変わるかどうかを調べるというステップになります。 |
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