現在、酵素の阻害剤について研究を行っています。
検討を行っている阻害剤について、ラインウェーバー・バークプロットの交点の交わりかたから、この阻害剤の阻害様式は競合阻害であることが示唆されており、阻害定数(Ki)を求めますとマイクロモーラー(10の-6乗)のオーダーでした。
しかし、ビアコアにて阻害剤と酵素の結合定数(Kd)を評価すると数ナノモーラー(10の-9乗)という数値が得られ、この違いの解釈に苦しんでおります。この問題について、妥当な説明がございましたらご教授ください。どうか、よろしくお願いいたします。
因みに、ビアコアのセンサーチップには阻害剤を固定して、酵素を流しました。 |
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