Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

脳摘出用バッファー(ACSF)について トピック削除
No.3518-TOPIC - 2010/11/13 (土) 09:23:40 - brain
脳摘出用のバッファーとして、塩化コリンベースとスクロースベースのバッファーがあると聞きました。
両方とも、95%O2 - 5%CO2 混合ガスの通気をしpHを7.4に合わせながら(重炭酸系のバッファーのため?)、脳摘出の作業をするそうです。
混合ガスの用意ができない場合、これらのバッファーを使用するとやはりpHの違いで脳組織に大きくダメージが出てしまうでしょうか?
また、これらのバッファー以外で、混合ガスを通気せずにpH7.4を保てる脳摘出用のバッファーはないのでしょうか?
基本的な事かもしれませんが、なかなか調べても答えが見つからなかったため、質問させていただきました。
ご返答よろしくお願いいたします。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3518-5 - 2010/11/15 (月) 17:08:28 - acsf
文面から察しますと、
「生きたまま」海馬組織を観察したいということでしょうか。

acsf中に、海馬スライスがあっても溶液を循環させないと、
ニューロンが望んだ反応をしてくれるかは分かりません。

ただし、acsfを循環させると、脈動などでピントがずれてしまいますので
何らかの工夫が必要になると思います。

また、
>急性脳スライス標本でパッチクランプをされている方などは、
スライス作製時に細胞外液のナトリウムイオンを塩化コリンやスクロースに置換した重炭酸系のバッファーであるACSFを使用しているそうです。

とのことですが、

このバッファーは、スライス作製時に興奮毒性による細胞へのダメージを最低限にするため
のバッファーで、観察、解析する際に使用するバッファーではないはずです。

私は、通常のacsfを使用して海馬スライスを作製しています。
(acsfは95% O2, 5% CO2の混合ガスを使用していますが、ガスは\20000-ほどで購入しています。)

ですので、
pHなどを懸念される前に、
樹状突起やスパイン等がみたいのであれば、
定法にて灌流固定を行い、実験の目的に適した厚さにスライスした
切片を観察される方が確実かと思います。

(無題) 削除/引用
No.3518-4 - 2010/11/13 (土) 18:37:42 - brain
実験目的は、脳を取り出し、トリミングした後に、海馬付近の細胞の形態を二光子励起顕微鏡で観察したいのです。

急性脳スライス標本でパッチクランプをされている方などは、スライス作製時に細胞外液のナトリウムイオンを塩化コリンやスクロースに置換した重炭酸系のバッファーであるACSFを使用しているそうです。

私も使用したかったのですが、混合ガスが高価なため使用できそうにないので、何か他に良いバッファーがあるかどうかを質問させていただきました。

(無題) 削除/引用
No.3518-3 - 2010/11/13 (土) 12:54:22 - acsf
摘出するだけでしたら、PBS(ph7.4)等でよいのではないでしょうか。

何を目的に、aCSF(pH7.4)にこだわっているのか想像できません。

浸透圧?
pH?

aCSFを使用しても、
器官培養のための脳組織の摘出方法は、
ストレッチさせないなど、メカニカルな刺激を最小限に抑えることができないと、
簡単にニューロンは死んでしまいます。

(無題) 削除/引用
No.3518-2 - 2010/11/13 (土) 09:37:42 - Actias
で?
取り出した後に、何に使いたいのでしょうか?

脳摘出用バッファー(ACSF)について 削除/引用
No.3518-1 - 2010/11/13 (土) 09:23:40 - brain
脳摘出用のバッファーとして、塩化コリンベースとスクロースベースのバッファーがあると聞きました。
両方とも、95%O2 - 5%CO2 混合ガスの通気をしpHを7.4に合わせながら(重炭酸系のバッファーのため?)、脳摘出の作業をするそうです。
混合ガスの用意ができない場合、これらのバッファーを使用するとやはりpHの違いで脳組織に大きくダメージが出てしまうでしょうか?
また、これらのバッファー以外で、混合ガスを通気せずにpH7.4を保てる脳摘出用のバッファーはないのでしょうか?
基本的な事かもしれませんが、なかなか調べても答えが見つからなかったため、質問させていただきました。
ご返答よろしくお願いいたします。

5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を