ゲルろ過クロマトグラフィーを研究室で使用しています。
ゲルろ過の分離能を調べるのに硫安とデキストランを混合した液を送液してそれらの成分の分離具合を見ようとしたのですが、どうしても送液した時に充填されたゲルの上に隙間ができてしまいます。
純水を送液している時はカラムに隙間はできないのですが、硫安・デキストラン混合液を送液した途端、ゲル上部に隙間ができてしまいます(混合液がカラムに入ると、充填されたゲルの上部で混合液がたまって隙間ができるようです)。
その後、そのまま水を流し続けてもゲルの高さが隙間発生時のまま変わらないのですが、送液操作を止めると、隙間がある程度無くなります。ただ、完全に隙間が無くなる感じではなく、少し隙間が残る状態になります。
そこで、硫安の濃度を薄くしたところ、隙間の高さがある程度減りました。
硫安濃度が高すぎると、ゲルに対して何らかの作用を起こし、ゲルを縮めてしまうのでしょうか。
この現象に関して何かご存知の方は参考文献などの情報も添えて教えていただけれると幸いです。 |
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