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脳の薄切する際の左右の目印 トピック削除
No.3470-TOPIC - 2010/11/04 (木) 09:38:50 - HK
お世話になります。是非、アドバイスを願いたいのです。

マウスの脳を灌流固定後、(スクロース置換を経て)
凍結切片にてクリオスタットを用いて標本作成(厚さ20μm)をしております。切ってはスライドに貼り付ける・・・の繰り返しで免疫染色を行います。

 当初は左右の脳で構造が比較できると思っていたのですが、思うように左右対称に切ることができません。仕方がないので欲しい領域以外すべての切片を保存することにしました。

 しかし、左右の目印が上手くつけれずに困っています。脳の外側をメスで切り込みを入れていますが、小さすぎたり、大きすぎたりで加減が一定ではないのです。あまり傷が大きいと変な誤解を招くかもしれませんし。

 できるだけ侵襲が少ない形で左右を見分ける工夫はないものでしょうか?

よろしくお願いします。
 
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8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3470-8 - 2010/11/05 (金) 08:52:53 - あああ
文章を読んでみると、使用している機器は、クリオスタットというよりも、水平滑走式のミクロトームに組織凍結用の台座をセッティングした物に近いように思いますが、いかがですか?
その場合でも、組織をセッティング後、台座を固定している部分が可動式になっていて前後左右、上下に調整ができると思うのですが・・・・・。
荒削りをしているときに、脳地図(アトラス)と見比べながら、微調整をしていけば、左右対称に切れるはず・・・・。

 小脳を切り落とす際に、脳底を下にして脳を置いて直角に切り落とすと、左右だけでなく、上下の部分もうまく切れると思います。

 

 

(無題) 削除/引用
No.3470-7 - 2010/11/04 (木) 17:47:20 - HK
ご丁寧にありがとうございます

着色液(墨汁orピクリン酸)の塗付を是非、実行してみます
傷つけずに左右を見分けれるだけで大きな前進です!
ありがとうございました

(無題) 削除/引用
No.3470-6 - 2010/11/04 (木) 17:40:10 - 組織
>今使っているクリオスタットは非常にオートマティックにキレイに切ってくれます。パラフィンではないので、置き方以外に工夫の余地はないように思えます。台座を冷やしておいて、乗っけるだけですが、変な置き方をするとすぐに脳は固まってしまい後から修正が効きません。従って、水平に切った脳を上からゆっくり丁寧に置くという作業をします。

通常のクリオスタットなら、サンプルをくっつけてからステージの位置調整ができると思いますが、できないのでしょうか?まあこの辺りも含めて、専門家にご相談されるのがよさそうですね。

あと目印ですが、着色液がにじまないように、塗り付ける前に表面をキムワイプなどで軽くふいて、水分を除いた方がいいです。塗り終わった後も、1〜2分室温において着色液を少し乾燥させた後、またキムワイプで表面を軽くふいてやります。塗布するのは固定後でも、スクロース置換後でもどちらでも良いです。固定しているので、組織の乾燥もそれほど気にしなくて大丈夫です。着色液は顕微鏡で見ると、髄膜に色がついてるのが観察できると思います。

左右対称ならベストです 削除/引用
No.3470-5 - 2010/11/04 (木) 17:21:39 - HK
 おっしゃるとおり左右対称がベストです
論文の写真には是非使いたいです。
それでも問題が完全に解決するわけではないのです。

左右差がでてくることを期待しているのですが、微妙なものもあって右左の脳の区別はキッチリマークして置くべきという結論に至りました。

最悪、外れた場所なら保存しておいた切片から新たに免疫染色でもいいかなと思っております。ただでさえ左右差が分からないのもあって、左右の区別だけはできるようにしておきたいのです。

今使っているクリオスタットは非常にオートマティックにキレイに切ってくれます。パラフィンではないので、置き方以外に工夫の余地はないように思えます。
台座を冷やしておいて、乗っけるだけですが、変な置き方をするとすぐに脳は固まってしまい後から修正が効きません。従って、水平に切った脳を上からゆっくり丁寧に置くという作業をします。

ただ、それでも上手くいかないというのは私の手技に問題があるからだと思いますし、病理部でも聞いてみることにします。

(無題) 削除/引用
No.3470-4 - 2010/11/04 (木) 16:01:27 - 組織
もう一度お聞きしますが、目的は左右対称な切片を作製することですよね?

目印を付けても、脳の左右が区別できるというだけで、左右対称な切片が切れるようにはならないと思います。それよりも、脳をできるだけ水平に包埋して、薄切時に水平に切れる技術を身につけるべきだと思います。文章では理解が難しいと思うので、近くに組織専門のラボがあるなら、相談するなり、手技を見せてもらってはいかがでしょうか。

レス、ありがとうございます 削除/引用
No.3470-3 - 2010/11/04 (木) 13:38:19 - HK
 まさに薄切の問題です! 
クリオスタット内で凍結するまえに小脳の手前1〜2ミリの場所で切り落として、切断面を底面として台座に取り付けてそのまま冷やします。
OTCコンパウンドも使っておりませんし、包埋というほどのことはしておりません。ただ乗せてDWをたらして固定するだけです。

 できるだけ水平に・・・と真横から確認しているのですが、どうしてもどちらかに傾くようです。特に線条体なんてひどいものです。 内胞の出方が左右でまったく異なります。
 確認といってもスライスしてすぐにスライドに載せる作業に精一杯でとてもじっくり確認する余裕がありません。連続する数枚の切片、みんな同じに見えます。


 左右の目印に関してですが、墨汁やピクリン酸を溶かしたものを半脳の表面だけに塗るのですが?スライスしてから皮質の1層あたりにうっすらと残るのでしょうか?試してみて、これでストレスなくいくならよいのですが。

 ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.3470-2 - 2010/11/04 (木) 11:55:02 - 組織
目印に関しては、古典的ですが墨汁やピクリン酸などで色を付ける方法があります。これなら組織にダメージはないでしょう。

ただ、左右対称な切片が取れないというのが問題なんですよね?標本が前額断なら、固定後または凍結包埋前に脳を切り出し(スライス)すれば、肉眼的に対称性を確認できるし、そのまま水平に包埋すればいいんじゃないかと思いますが、この方法でやってますか?

読み間違えているかもしれませんが、目印というよりも、ブロック作製あるいは薄切の問題ではないでしょうか。

脳の薄切する際の左右の目印 削除/引用
No.3470-1 - 2010/11/04 (木) 09:38:50 - HK
お世話になります。是非、アドバイスを願いたいのです。

マウスの脳を灌流固定後、(スクロース置換を経て)
凍結切片にてクリオスタットを用いて標本作成(厚さ20μm)をしております。切ってはスライドに貼り付ける・・・の繰り返しで免疫染色を行います。

 当初は左右の脳で構造が比較できると思っていたのですが、思うように左右対称に切ることができません。仕方がないので欲しい領域以外すべての切片を保存することにしました。

 しかし、左右の目印が上手くつけれずに困っています。脳の外側をメスで切り込みを入れていますが、小さすぎたり、大きすぎたりで加減が一定ではないのです。あまり傷が大きいと変な誤解を招くかもしれませんし。

 できるだけ侵襲が少ない形で左右を見分ける工夫はないものでしょうか?

よろしくお願いします。

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