2種類の転写因子のcko mouse(cre-loxpシステムにより胎生11日にknock downされるconditional knockout mouse)とko mouseを交配させdouble knockout mouseを作成する計画を立てています。それぞれマウスのgenetic backgroundが異なるため、cKO(B6)をkoのstrain(CD1)にバッククロスしているのですが、flox/+, Cre/+(B6-CD1 mixed)とCD1 Wild Typeの交配で生まれてくる仔の中でflox/+, Cre/+ のgenotypeを持つものが極端に少なく、世代を経るにつれflox/+の頻度が次第に低下してきています。N4では、litter 12匹中すべてflox-でした。(creはほぼ計算通りの頻度)
また、同時に予備実験のためにmixed backgroundでdouble knockout mouseを作成しているのですが、flox/floxとflox/+の交配によりflox-(+/+)の仔が生れてくることが時々があります。
genotypeはtailのDNAのPCRで行っており、結果は常に明確です。
このような場合は、性腺モザイクが考えられるのでしょうか。
また、このままバッククロスを行い最終的にCD1のdouble knockout mouseは得られるのか、心配しています。
私自身は経験が浅いため、周囲からはPCRのエラーを疑われ困っております。どなたかマウスに詳しい方、ご教示いただけたら幸いです。 |
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