以前in-situ hybridizationと免疫染色を主な実験方法にしている
組織屋さんのラボに出入りして自分でRI-RNAプローブ(約300mer)を
使ってin-situhybridizationして論文にしたことがあります。
その時のハイブリバッファーの組成は以下の通りでした。
Dextran Sulfate 10%
Tris-HCl pH8.0 0.02M
NaCl 0.3M
Formamide 50%
Sarcosyl 0.2%
Yeast tRNA 0.5mg/mL
Salmon testes DNA 0.2mg/mL
Denhardtの1xが今ではちょっとどういう単位だったのか
不明です。
プロトコールによるとDextran Sulfate、Tris-HCl、NaClの
3つをまずDEPC水に溶かしてこれが溶けにくいことがあるようで
うまく溶けない場合は55度で溶かすようです。それが溶けたのを
確認してからそれ以下のものを溶かして各最終濃度に調整して
いたようです。少なくともそのラボが代々出していたin-situ
hybridizationの結果はきれいでしたから、この組成は悪くないと
思います。参考になればいいのですが。 |
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