野生型マウスと変異型マウスを用いて頸動脈結紮による内膜肥厚モデルを作成しています。10週前後の雄・雌マウスの右総頸動脈を内外頸動脈分岐部近傍を7-0絹糸で結紮し、4週後に評価(還流固定後摘出、一晩浸透固定)。評価点は結紮部から1.5mm大動脈側を評価しています。
野生型(C57BL/6Jと129のmixです)の内膜肥厚が認められない例が約半数ありますが、割合としてはこの程度が普通なのでしょうか?マウスの種類によるものなのでしょうか?頸動脈剥離操作は以前はモスキートペアンで剥離していましたが、最近は先細セッシで結合組織を裂いて動脈をコントロール出来る最小範囲のみ剥離しています。この最小剥離操作に変えてから内膜肥厚出現率が減った気がします。そもそも結紮・血流遮断によって内膜肥厚が起こると考えていましたので、剥離操作に結果が左右されることがあるのかと疑問に感じています。
皆様のご経験等も含めて、アドバイスをお願いします。 |
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